大阪府|ロボ団本部

小学生の発達段階に最適なロボットプログラミング教室

子どもの発達段階

文部科学省でも重視される発達段階に応じた支援の必要性

子どもの成長過程には個人差はありますが、発達段階ごとの特徴があります。文部科学省でも「子どもの発達段階に応じた支援の必要性」について重視され、幾度も議論されてきました。

発達段階におけるロボ団の対象年齢は「学童期」

子どもの発達段階は大きく分けて「乳幼児期」「学童期(小学校低学年/小学校高学年)」「青年前期(中学校)」「青年後期(高等学校)」と分類されます。
ロボ団の対象年齢にあたる5〜12歳は主に学童期に当たりますが、学童期における小学校低学年から小学校高学年にかけての発達は著しく、大きな変化を遂げる過程でもあります。

幼児期から学童期の発達と他者との関わり合いの変化

愛着形成や基本的な生活習慣の形成という子ども本人とその保護者間で完結する発達が重視されている幼児期から、学童期に進む小学校低学年の時期は他者との関わり合いがグッと増えます。
この時期は幼児期の特徴を残しつつ「大人が「やっちゃいけない」ということは、してはいけない」といった大人の言うことを守る中で善悪についての理解と判断ができるようになり、言語能力や認識力も高まります。
集団や社会のルールを守ることや、善悪の判断・規範意識の基礎の形成や自然や美しいものに感動する心などの育成もこの時期の発達の特徴です。

小学校高学年の時期には、物事をある程度対象化して認識することができるようになり、対象との間に距離を置いた分析ができるようになります。そうすることで知的活動でもより物事に応じて追求して考えることができるようになり、自分のことを客観的に見ることができるようになります。

※参考:文部科学省「発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」

ジャン・ピアジェが提唱する「認知発達理論」

4つの発達段階

スイスの心理学者ジャン・ピアジェが提唱した「認知発達理論」の4つの発達段階があります。
0〜2歳:感覚運動期
2〜7歳:前操作期
7〜11歳:具体的操作期
11歳〜:形式的操作期

感覚運動期における「シェマ」「同化」「調節」の学びの過程

ピアジェは、人が生まれてからいろいろなものを認知し、学んでいく過程を「シェマ」「同化」「調節」の3段階で表現しています。

例えば、2歳児に大きさや色が違うものを組み合わせた絵本のセットを見せて、「これは絵本だよ」と教えます。すると子どもは大きさや色は違うけれど共通点を見つけ「これらは絵本なんだ」と認識します。これが「シェマ」です。
次に本や辞書を見せたときに、子どもが「これも絵本だよね」と言った場合、一度見た絵本から得た知識から「絵本っぽい」と予想したということ。このようにシェマを他のものと見込んで考えることを「同化」と呼びます。
そして「違うよ。これは本で、こっちは辞書だよ」と教えることで、子どもは絵本・本・辞書をそれぞれ別のものとして認識します。これが「調節」です。

この過程を「0〜2歳の感覚運動期」に何度も経験することで、「他者と自分を区別」したり、「ものの形を覚える」こと、また「物事を予測する」ことを覚えていきます。この発達段階は、2歳以降の発達における他者との関係に密接に関わっていきます。

脱自己中心性に必要な論理的思考力とその先の抽象的思考

「2〜7歳の前操作期」は物事を自分のイメージを使って区別して認識できるようになりますが、共感性は未発達で自己中心的な思考や行動が見られます。

次段階の「7〜11歳の具体的操作期」で論理的思考力が発達し、相手の気持ちを考えて行動や発言できるようになり、脱自己中心性が見られます。同時に「数的概念の理解」が進み、重さや距離・長さ等を比較することができるようになります。

そして、「11歳〜の形式的操作期」では抽象的思考ができるようになり、説明や映像から具体的なイメージを描くことができるようになります。知識や経験を応用し、仮設を立て、結果を予測して行動や発言ができるようになるのもこの時期です。

発達段階に応じたロボットプログラミング教室ロボ団のカリキュラム

ロボ団の4年半のカリキュラム

ロボ団のカリキュラムは4年半で構成されていますが、実はこういった子どもの発達段階に沿って組み立てています。

キンダークラスやビギナークラスでは、ペアとなり共同作業を通して他者との関係性を学んだり、ロボ団におけるルールを学ぶことからスタートします。ビギナークラスからチャレンジクラスを経て、ビジュアル言語やScratchで論理的思考力の基礎を学び、抽象的思考の訓練を行ないます。
クリエイタークラス以降では変数を取り入れることで、特定値以外の一定範囲内の数値を入力した場合どのような結果になるのか、自身の知識や経験から仮設を立て、結果を予測して考えプログラムする論理的思考・抽象的思考の実践へと入っていきます。
このように学童期における子どもの発達段階に沿ったカリキュラムを経て、イノベータークラスでは複雑なプログラミングに取り組み、Pythonでのプログラミングにも挑戦します。

※Pythonとは
世界的大手のSNSサービス「Facebook」や動画共有サービス「YouTube」の開発にも採用されていて、ロボット分野ではソフトバンクの人型ロボット「pepper」の人工知能もPythonによって制御されるなど、実績も豊富でIT化が進む今、将来的に最も期待されているプログラミング言語の一つです。ブロックのルールや言語の構文やメソッドの使い勝手がとても分かりやすく、初心者でも扱いやすい言語としてプログラミング教育においても注目され始めています。

発達段階に合わせたカリキュラム以外にも特徴的なロボ団のレッスン

年長から始められる!

レゴ社が開発した子ども向けのSTEAM教材「レゴ®エデュケーション SPIKE™ プライム」を使ったオリジナルテキストで、年長から受講できます。低年齢の子どもでも理解できるよう、分かりやすい内容からスタートします。

ロボット教材の購入不要!

一般的なロボット教室やプログラミング教室では、教材購入含め初期費用が5〜6万円ほどかかる場合があります。ロボ団では、教室での貸出制としており、入会時にロボット教材の料金が必要なくリーズナブルです。1人でも多くの子ども達にプログラミング教育を届けるべく、入会時のハードルを低く設定しています。

レッスンはペアで協力!

2人につき1台のロボットで学ぶ「ペアラーニング」です。1人1台のロボットやパソコンだと、教室で分からないときにすぐ先生を頼ってしまい、思考力や課題解決力がなかなか身につきません。分からないことの約60%がペアで協力すれば解決出来ます。ペア効果によって、協働力、考える力、課題解決力等のスキルを育むことが出来るのです。また、毎授業、ペアで成果を発表する機会があるため、プレゼンテーション力や表現力も身につきます。

アプリで学習管理

ロボ団のオリジナルアプリでは、ご自宅でもゲーム感覚で行なえるクイズやテストが学習をサポートします。またテストの結果を親が確認することができ、子どもの理解度を知ることができます。

社会とつながるプロジェクト

「プログラミングが社会でどのように役立つか」「社会や世の中がどうなっているのか」を学べるコンテンツです。宇宙航空研究開発機構(JAXA)との連携による教材開発を皮切りに、今後さらなるコンテンツを追加予定です。本物を見て、触れて、体験することで、創造力を育み、子どもたちの夢や将来への”きっかけ”を引き出したい。そんな想いを込めた取り組みです。

コチラの記事もおすすめ!「プログラミング的思考とは|論理的思考との違いと学び方」

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