ロボ団に通って2年半、チャレンジ精神旺盛な6年生のあらた君と、熟考型の5年生かずき君。
半年前のダンカップ初出場でペアになったふたりは南関東予選でみごと優勝しました!
その背景にはお互いを認め、良いところを伸ばし合い、足りない部分を補い合うことことで、粘り強く、より高みを目指して努力をしたことがありました。
■ロボ団に通おうと思ったきっかけは?
「体験会に来たときにゴールにロボットが入ったときすっごい気持ちよかった!(かずき君)」
「元々AI化のニュースが気になっていて。
体験会ではプログラミングが完成したときの達成感が楽しくて、やりたい!と思ったんだよ(あらた君)」
「お母様方はどうでしょう?」
「これまで夢中になれるものがなかったんですが、はじめて自分からやりたいと言ったんです!(かずき君お母様)」
「ポストに体験会のチラシがはいっていて、行かせたいと思っていた矢先、あらたも学校からチラシをもらってきて『行きたい!』って。これはもういくしかないと思いました。行ったらやっぱり子どもがすごく楽しんでいて(あらた君お母様)」
おふたりとも、子どもが夢中で学んでいる姿を見たことが一番の入会きっかけだったようです。
■ダンカップに出場することになったきっかけは?
ダンカップ出場は鈴木先生が「出てみたい?」と言ったことがきっかけでした。
とはいえ「お祭り気分で出てみたら?」「思い出つくろう」「いい機会になるかな、と」
と軽い気持ちで考えていたという大人たち。一方で、
「初めは、南関東大会だから強い人もたくさん出てくるだろうなと思ったけど、だんだん勝ちたい、優勝したいという気持ちになった」
「失敗したらいやだなーという気持ちもあったけど、優勝したら、「すごい!」ってなると思って」
と初期段階から優勝を目指していたいう頼もしい子どもたち笑
そんなふたりの気持ちを感じ取った鈴木先生は「ふたりを優勝に導きたい」と通常レッスン以外で練習時間を確保。
これまでのダンカップにおけるミッションを分析し、「これをクリアしたら勝てる」という難しいミッションをふたりに課しつつ、
「まずは小さな目標を立ててもらって、少しずつ難しい大きな目標を目指してもらいました。」
と、スモールステップでふたりがミッションクリアを目指せるようサポートしました。
■困難を乗り越え、ふたりの絆が強固に
あらたくんとかずきくんが出場した「ベーシックタイムアタック」は正確さと速さを競うコース。その中でも、
- ①くねくね曲がった黒い線の上を走る「ライントレース」をいかに早く正確に走れるか
- ②センサーで色を読み取り、その色に応じて動きを変えることができるか
- この2つがポイントです。
黒い線の上を走る「ライントレース」と言われるプログラミング。見た目には簡単ですが、実際には結構難しいプログラミングが求められます。
つまり、
白を読みとったら右に曲がり、黒を読みとったら左に曲がる、を繰り替えして、白と黒の境界線を走り、ラインの上をなぞっていけるわけです。
曲がる角度を緩やかに設定すると、速く、なめらかに走るものの、急なカーブがあった場合にうまく次の色を読み取れず、ラインから外れてしまいます。
角度を急に設定すると、スピードは落ちますが、急なカーブでも色を読み取り、外れる可能性が低くなります。
また、パワーをあげてスピードをあげると、速くはなりますが脱線しやすくなります。
「緩急さまざまな黒い線の上を「速く」「正確に」走るためには、スピードや曲がる角度のとても細やかな調整が必要です。これは、大人にとってもそう簡単ではありません。」
ふたりは、鈴木先生から課せられた、コースを、正確かつ最速で走行できるよう何度も練習を重ねました。
※矢印が書かれているBOXの数字が角度を、時計のマークの下の数字が速さを表しています。この数字を調整しながら、コースに対して最適な値を編み出していくのです。
チャレンジ精神が旺盛で年上のあらた君は角度とパワー(スピード)を色々試してみますが、鈴木先生が出した難易度の高いコースでなかなか納得のいく走行をすることができません。
かずき君も初めはどのような数字を組み合わせればいいのか悩み、年上のあらた君に言われたとおりにやっている状況でした。
しかし、
「あらた君がよりよい意見を出してくれるから、僕もそうなりたい!と思って少しずつ意見を言えるようになってきました」(かずき君)
「僕も、プログラムを考えていて、かずきくんの意見をなかなか聞けなかったかもしれない。でもうまくいかなかった時、かずきくんが意見を出してくれることに、少しずつ、ぼくひとりじゃない、一緒にペアでやったほうがうまくいくかもと思って」(あらた君)
そうやって、ふたりは意見を出し合い、少しずつ目標をクリアしながら最高値を目指して、優勝を目指して練習に励みました。
■ダンカップ当日
初めてのダンカップ、その人の多さと熱量に圧倒され、
「強そうな人がいっぱいいて勝てるかなとすごく緊張した」
「3人組チームもいて、2人組だと不利なんじゃないかな」
と緊張や不安も感じたそう。
でも、練習で培った強い絆と信頼関係で、ゴールまで行っているペアにいかにタイムで勝つか、最後まで最高値を目指して、50分×2回のプログラミング時間めいいっぱい考え抜き、やりきりました。
「正直勝てる、という自信はありませんでした。」
結果発表で、「3位、2位と違う校舎が呼ばれた時、もうだめだ、と思ったけど、1位にゆめりんくがきて、初めは『えっ?!』て思ったけど、だんだん実感が湧いてきました」(あらた君、かずき君)
「緊張感を保って最後まで集中しきれたことが、結果につながったのかもしれません。結果発表前も不安そうなふたりを見て”絶対大丈夫、あとは信じて結果を待とう”と励ましました。」(鈴木先生)
■保護者さまより
ひとりでやるということじゃなく、ふたりで力を出しながらやることを本人が学んだことが一番よかったです。普段のレッスンや練習でもひとりひとりに対応してくれる、身近に先生を感じながらやっていけるのが本人にとってよかった。これからも続けていきたい、と習い事で初めて本人から言い出したので、これからも通わせたいと思います。(あらた君お母様)
あらたなことにチャレンジすることなかった、自分で出てみようかな、という気持ち、あきらめちゃう部分もあるが、プログラミングを通じてチャレンジ精神が身についたのかなと思います。(かずき君お母様)
次の大会も絶対に優勝したい!
もっと難しくなるロボの勉強をしっかりして、プログラミングのことを学びたい
ふたりが今後もどんな成長を見せてくれるのか、とても楽しみです。