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小学校の習い事で「水泳(スイミング)」がいちばん人気な理由

習い事ランキングで不動の1位を取り続ける「水泳(スイミング)」

子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」の調査によると、5歳までのこどもたちの2人に1人が何らかの習い事に通っています。そしてその中で長年、子供の習い事ランキングで不動の1位なのが「水泳教室(スイミングスクール)」です。ではなぜスイミングが人気であり続けるのか詳しくみていきましょう。

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ロボ団生にも人気

ロボ団生にももちろんスイミングは人気です。ロボ団がとったアンケート調査では、ロボ団生の4割以上がスイミングスクールに通っているという結果でした。

全国の小学生の3割が習う「水泳(スイミング)」

学研教育総合研究所が発表している「小学生白書web版2020年8月調査」によると小学生にもっとも人気の習い事はやはりスイミングでした。全体の26.7%を占める結果となっています。小学2年では36.5%が習っており、小学校低学年から中学年まで特に人気のようです。男女別にみると男の子は31%、女の子は22.3%で男の子に人気が高いことがわかります。

しかし注目すべきは他の習い事との比較です。「スイミング」が26.7%だったのに対し、2位の「受験のための塾・学校の補習のための塾」が18.1%、3位「英語塾・英会話教室」が16.9%、4位「通信教育」が16.7%、5位「音楽教室」15.3%と続きます。2位から5位までの割合の差はほぼ僅差なのに対して、スイミングの割合が抜きんでていることがわかります。サッカーや野球、バレエなど他の運動系の習い事と比べても圧倒的な割合です。いかにスイミングが人気であるかを見せつける結果となりました。小学校高学年になると男女共に学習塾の割合が高くなってきます。低学年までにスイミングを習わせることでお子さんの丈夫な体作りや運動能力を高め、高学年になると学力向上に力を入れようと考える親御さんが多いのかもしれませんね。2020年から小学校のプログラミング学習必修化の影響を受けて、プログラミング教室の割合も増えてきています。GIGAスクール構想の流れを受けて今後ランキングを上げてきそうです。

(参照:小学生白書Web版 学研教育総合研究所|学研 (gakken.co.jp)

 

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保護者世代が子どもの時も人気だった王道の習い事

小学生の親御さん世代にも、子どもの時スイミングを習っていたという方は多いのではないでしょうか。

1964年の東京オリンピックをきっかけに、日本国内では多くの民間スポーツクラブが発足しました。その流れで70年代の頃には「セントラルスポーツ」や「コナミスポーツクラブ」といった今も続く大手スポーツクラブが誕生しました。その後80年代の好景気やレジャーブームに後押しされて、スイミングスクールは全国へ発展していきます。そして、その頃スイミングスクールに通っていた子どもたちが、現在の子育て世代の中心層です。水泳帽のワッペンやラインを増やそうと一生懸命頑張った思い出をお持ちの方も多いと思います。

保護者が習い事に「水泳(スイミング)」を選ぶ理由

圧倒的な人気を誇るスイミング。親御さんがお子さんの習い事にスイミングを選ぶ理由とはなんでしょうか。「体力作りのため」「喘息の改善を期待して」「水が苦手なのを克服したい」などさまざまな理由がありますね。スイミングを習うことでどんなメリットがあるのでしょうか。具体的にみていきましょう。

自分が習ったことがある

子どもたちの習い事にスイミングを選ぶ大きな理由のひとつに「自分も子どもの頃に習っていた」親自身の経験があります。なんとなく想像がつくと思うのですが、何か決断をするときに「自分も経験したことがある」ということは心理的にも大きくハードルが下がります。「自分が習っていて楽しかった」、「スイミングを習っていてよかった」という経験があると、自分の子どもにも習わせたいと考えますよね。スイミングは30年以上も習い事ランキングで1位を取り続けています。そのため多くの親御さんが子どもたちに何か習い事に通わせようと考えたとき、真っ先に思いつくのがスイミングなのです。

全身運動ができる

スイミングは全身運動なので基礎体力がアップします。スポーツによっては身体の一部にかなりの負荷がかかることがあるのですが、スイミングは水圧により全身に負荷がかかります。また浮力のおかげで日常生活では負荷がかかりやすい足腰には負担が少なくなり、普段使わない筋肉を使うため短時間でかなりのエネルギーを消費します。大人でも健康増進やダイエット目的でスイミングを始める人は多いですよね。他にも浮力の影響を受けながら水中で自分の体をコントロールして動かすので脳の空間認知能力が養われます。また、泳いでいる間は全神経を自分の体に向けなくてはいけないため集中力も鍛えられます。

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心肺機能が強くなり、体力がつく

喘息持ちや気管支が弱い子どもたちの心肺機能を高めるのに効果的だとして医学的に推奨されているスイミング。水中では体に水圧がかかっているので、陸上にいる時より呼吸筋が鍛えられます。息継ぎのタイミングで深い呼吸を行うため心肺機能が鍛えられ強くなるのです。また、他のスポーツだと喘息の発作が出てしまい諦めざるを得ない場合がありますが、プールは高温多湿でほこりが舞うことも少ないので呼吸器疾患の発作が起こりにくいと言われています。また自分の体温より低い温度のプールで泳ぐことによって体温調整機能が高まり風邪をひきにくくなると言われています。

 

怪我が少ない

サッカーやラグビーに代表されるコンタクトスポーツは選手同士のぶつかり合いがあり、結果として打撲や骨折などの怪我が避けられません。陸上やテニスは選手同士のぶつかり合いはありませんが、肘や膝など特定の部位に大きな負担がかかるので関節や筋の故障がつきものです。スポーツにはどうしても怪我のリスクがあるのがデメリットです。ところがスイミングはスポーツの中で最も怪我のリスクが少ないスポーツと言われています。スイミングは最高のスピードで泳いでも最大筋力の3分の1程度しか使わないと言われており筋・腱や関節・骨への負担が少ないので、関節が未発達な幼児期の子どもや成長期の子どもでも安全に運動することができます。全身バランスよく筋肉を使うので、均整のとれた身体になります。そしてスイミングスクールは屋内の温水プールで行われることがほとんどなので熱中症のリスクも低く、一年を通して快適に運動することができます。レジャーで行くプールと違って、スイミングスクールではそれぞれのクラスのコーチが生徒を一人ひとり見ているので、水中の事故もほとんど心配がありません。

もしもの時に泳げると安心

毎年夏になると水の事故により命を落とす悲しいニュースが聞こえてきます。また、この2年ほどは新型コロナ感染症拡大防止措置により、学校の水泳授業の中止や海水浴場の開設取り止めも相次ぎ「水に慣れていない子どもたち」が多く見られます。文部科学省が改訂した学習指導要領によると、小学5年・6年生の水泳運動において「安全確保につながる運動」と「着衣のまま水に落ちた場合の対処の仕方」が取り扱われることになりましたが、水泳授業の中止により座学だけの学校も多いようです。水の事故で一番怖いのは、「パニックになること」だそうです。普段から水に慣れておくことが大事ですし、いざという時のために泳げると安心ですね。

準備する用具が少なく、初期費用があまりかからない

野球やサッカーだとグローブやバットなどの道具代やユニフォームなど一式揃えるのに結構お金がかかります。ピアノなどの楽器の習い事も家で練習しようと思えば楽器が必要となり費用が結構かかりますね。スイミングの場合、水着やキャップ、ゴーグルくらいで準備する用具が少なく、初期費用が比較的かからないのも気軽に習い始められる嬉しいポイントです。ただし、選手になるなど本格的になってくると、競泳水着やクラブユニフォームなど、月謝が高くなるのはもちろん、月謝以外の費用も増えてくるようになります。

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水泳(スイミング)を始める年齢のオススメは?

最近はベビースイミングも人気で赤ちゃんの頃から通い始めるお子さんも多いですね。多くのスクールでは6か月から入会できるようですが、ティップネスのように首が座った4か月くらいから始めることができるスクールもあります。スイミングは何歳くらいから始めるとよいのでしょうか。スイミングを始めるのに最も適したタイミングというものはあるのでしょうか。

楽しく水に慣れながら通える年少~年長くらいがおすすめ

医学・人類学者のリチャード・スキャモン博士が唱えた「スキャモンの発達・発育曲線」によると、一般的に「運動神経」と言われる脳神経回路の成長は5歳までに80%、12歳でほぼ100%に達します。神経の発達が完了する前の成長期に、子どもに様々な経験をさせて刺激を与えることで運動神経を高めることができます。急激に運動神経が発達する4歳~6歳までに始めるのがおすすめです。

赤ちゃんのうちから水に慣れ親しんでおくと水に対する恐怖心がなくなるし運動神経の発達を促す面でもよいかもしれません。でも、もしお子さんが嫌がるようなら無理に始める必要はありません。2・3歳の小さなお子さんだとお母さんと離れてレッスンを受けることが嫌な場合もあります。成長と共に、保育園や幼稚園のお友達から触発されたりして自発的に水遊びしたい、プールに行きたいと思うようになるかもしれません。

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水泳(スイミング)の月謝はどれくらい?

スイミングのお月謝はどれくらいが相場なのでしょうか。

初期費用

スイミングの初期費用として入会費がありますが、入会費は2000円ほどから1万円超えるところまで幅はありますが、3000円~5000円あたりが相場でしょうか。新学期など季節ごとに入会費無料のキャンペーンを行っているスイミングスクールも多いので、そういったタイミングを狙ってスイミングを始めてみるのもよいですね。

月謝の平均金額

週1回の月謝で5000円~8000円くらいが相場となります。ただし、スイミングスクールの月謝はスクールごとに違うのはもちろん、お子さんの年齢やレベルによってずいぶん異なります。週1回ではなく複数回通う場合はその分金額が上がりますし、レベルの高い子どもたちが対象の「選手コース」になるとお月謝も高くなります。

検定

スイミングと言えば細かく級分けされていて、クラスの進級テストが設けられていますね。進級テストや検定の料金はお月謝に含まれていることが多いですが、別途必要なスクールもあります。

水着・帽子の買い替え費用

月謝以外に必要なものにはスイミングスクール指定の水着やスイミングキャップ、ゴーグル代があります。水着などは成長と共に買い替える必要が出てきます。また、スイミングスクールの送迎バスを利用する場合はバス代も別途かかってきます。

 

代表的な水泳教室(スイミングスクール)

コロナ禍で残念ながら無観客開催とはなりましたが、東京オリンピックは金27個含む58個のメダルと史上最多のメダル数で大変盛り上がりました。競泳では大橋悠依選手が個人メドレー2種目で金メダルを獲得、本多灯選手が200Mバタフライで銀メダルを獲得しました。選手たちの姿を見て我が子もオリンピック選手などのアスリートにしたいと思われた親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。子どもの秘めた可能性を信じてせっかく習わせるなら、強豪のスイミングスクールに通わせたくなりますよね。オリンピックや世界選手権で活躍する有名選手を輩出している名門スイミングスクールを紹介します。

イトマンスイミングスクール

東京オリンピックで、女子400M個人メドレーと200M個人メドレーでの金メダルで日本女子史上初の二冠を達成した大橋悠依選手の快挙にテレビの前で興奮された方も多いのではないでしょうか。閉会式では日本国旗の入場役を務めておられましたね。大橋悠依選手をはじめ、ロンドンオリンピック200M背泳ぎで銀メダルをとった入江陵介選手などオリンピックで活躍する有名選手を多く輩出しているのがイトマンスイミングスクールです。

ベビークラス、幼児クラス、ジュニアクラス、選手育成クラスがあり、短期教室や体験教室も行われています。3段階25進級制のカリキュラムが組まれており、初心者から上級者まで丁寧な指導でステップアップしていくことができます。全社員コーチが日本水泳連盟公認の水泳指導資格を取得しているのが特徴でどのコースも高い指導力で教えてくれます。オリンピックで活躍するようなトップクラスの選手の育成にも力を入れており、オリンピック仕様競技用プールやトップ選手育成に特化した施設などトップレベルの練習環境を整えているので、本気で選手を目指すキッズにもおすすめのスクールです。

JSSスイミングスクール

全国に86校、150万人の会員を抱える大手のスイミングスクールです。リオオリンピック銅メダリストの瀬戸大也選手やシドニーオリンピック銀メダリストの中村真衣選手、シドニーオリンピック銅メダリストの田中雅美選手などこちらもオリンピックや世界選手権で活躍するトップ選手を輩出しています。またテニススクールやジム・フィットネススクールも展開しています。

セントラルスポーツ

全国展開している大手スポーツジムとして有名なセントラルスポーツも有名選手を輩出しています。スポーツ庁前長官の鈴木大地さんはソウルオリンピック100M背泳ぎの金メダリストです。その他にもアテネオリンピック銅メダリストの森田智己選手や伊藤華英選手もセントラルスポーツ出身です。スイミングスクールだけでなく体操教室もあり、こちらも有名選手を輩出しています。

水泳教室(スイミングスクール)を選ぶポイントは

代表的なスイミングスクールを紹介しましたが、他にもたくさんのスイミングスクールがあります。スイミングスクールを選ぶときにはどのようなことに気を付けたらよいのでしょうか。スイミングスクールを選ぶポイントを紹介します。

通いやすい水泳教室(スイミングスクール)

スイミングスクールへの通いやすさは大事です。行き帰りに時間がずいぶんかかるようだと、通うのが億劫になってきますよね。送り迎えをする保護者の負担も大変です。無理なく通える場所にあるかどうかを確かめましょう。また一人でも通えるようになる年齢になると、送迎バスがあるスイミングスクールは魅力的です。まずはお近くのスイミングスクールを検索してみましょう。

クラスの人数が多すぎない水泳教室(スイミングスクール)

1クラスあたり生徒数が多すぎる教室はあまりおすすめできません。人数が多いとどうしても待ち時間が多くなってしまい、自分の泳ぎを見てもらう時間が少なくなってしまいます。コーチの目も届きにくくなりますね。ただし、曜日や時間帯によっては人気が集中してどうしても人数の多いクラスが出てきがちです。子どもの通いやすい曜日や時間帯とクラスの空き具合をチェックしましょう。

コーチが信頼できる水泳教室(スイミングスクール)

子どもたちの泳力を伸ばすにはコーチの指導力にかかっています。子どもが持っている身体能力や本人の努力も不可欠ですが、指導力のあるコーチのもとで習うことは非常に大事です。コーチが信頼できるスイミング教室かどうか体験レッスンなどを通じてチェックしてみましょう。

通っている他の子どもたちが楽しそうにレッスンを受けている

長続きできる習い事は、子どもが楽しんで取り組めているかどうかです。まずは子どもが「スイミングって楽しいな」と思えるかが大事です。初めてスイミングスクールに来た子の中にはお風呂も怖がるほど水が苦手な子もいます。まだ泳げない、これから習い始める子どもたちにとって、「水は怖くない」「スイミングって楽しいな」と思えるようになるにはコーチが子どもたちにどうアプローチするかがカギです。体験レッスンやレッスン見学に参加して、子どもたちが楽しくレッスンを受けているかどうかクラスの雰囲気をチェックしてみましょう。

説明だけでなく実際に泳ぐ見本を見せている

泳ぎ方を口頭だけで説明されてもなかなかイメージをつかみにくいものです。子どもならなおさらです。コーチが実際に泳いで見本を見せてくれるかどうか、お手本になるような泳ぎかどうかもチェックしておきましょう。

適切な補助をしている

ただ泳ぎっぱなしでは上達しません。バタ足がちゃんとできているかどうかなど、コーチが一人ひとり泳ぐフォームを確認し、できていない部分をきちんと補助して修正してもらうことが大事です。

「褒める/叱る」のバランスが良い

コーチが褒めてくれるというのは、子どもたちの自信、そして意欲につながります。「顔がつけられるようになった」「上手にバタ足ができるようになった」よくできたことをコーチに褒めてもらうことで子どもは達成感とできた喜びを分かち合えます。「今日ね、先生に褒めてもらえたよ」「うまくできたよ」とお子さんが報告してくれたら、親御さんも一緒に喜んであげましょう。褒め上手なコーチだと、「スイミングが楽しい」「次の進級テストで合格できるように頑張ろう」などこどものやる気を育ててくれます。また、もし子どもがプールサイドを走ったり、ふざけていたりしたらきちんと叱ってくれるかどうかも大事です。

友人知人からの評判が良い

1回の体験レッスンではわからないこともあるでしょう。そういう場合は春休みや夏休みなど長期のお休みに実施される数日間の短期教室に参加してみるものオススメです。また、人気の習い事だけあってお子さんの周りにもスイミングを習わせているご家庭は多いはずです。ママ友やご近所さんにスイミングスクールやコーチの評判を聞いてみるのもいいかもしれません。ゆくゆくは選手として頑張らせたいとお考えなら、検討しているスイミングスクールの選手コースの内容や在籍している選手がどのような結果を出しているかどうかなど情報収集しておくとよいでしょう。

子どもが楽しく通える水泳教室(スイミングスクール)

体験レッスンに参加したら、お子さんにレッスンが楽しかったかどうか聞いてみましょう。子供自身がスイミングを「楽しい」「好き」「習いたい」と思わないと通わせる意味がありません。ご家庭でしっかり相談して最適なスイミングスクールを選びましょう。

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