現在、子供向けのロボット教室が急増しています。2020年から小学校でのプログラミング教育必修化となったこともあり、子どもの習い事として、プログラミングの人気が非常に高まっているためです。
実際に通うロボット教室を1つ決めるなら、体験教室へ参加することをおすすめしますが、”体験会への参加を検討するロボット教室”をいくつかに絞り込むことも、なかなか難しいことでしょう。口コミなどを検索しても、新しいロボット教室が多いため、情報が充分ではないかもしれません。
そこで今回の記事では、“子供の「自分で考えて実行する力」をグンと伸ばすことができるロボット教室とは何なのか”という基本事項を踏まえたうえで、ロボット教室のオススメの選び方を解説していきます。
子供に最適なロボット教室を見つけたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
ロボット教室とは、一体どんなところ?
ロボット教室では、レゴなどのブロックやモーターを組み立てを行います。ロボット教室の対象年齢は様々です。ロボット組み立てに重きをおいた1番初歩的なコースでは、5~6歳くらいから通学可能なロボット教室があります。
幼児期から動くロボットの組み立てや動きの仕組みに慣れておくと、後々触れることになるプログラミングの概念の理解が早くなります。
各ロボット教室の違いは、「ロボットを使用したプログラミングの学習をどこまで進められるか」にあります。
- ・ロボットを組み立てる教室なのか
- ・ロボットを組み立ててビジュアルプログラミングをする教室なのか
- ・ロボットを組み立ててプログラミング言語の学習も学べる教室なのか
子どもの年齢に合わせて、ロボット教室を選び分ける必要がありそうです。
ビジュアルプログラミング言語を扱うロボット教室がオススメ
子どもをロボット教室に通わせるなら、ロボット制作だけでなくプログラミング学習にも対応している教室を選ぶことをオススメします。
ロボット製作とプログラミングは非常に関連性が深く、ロボット制作で身に付けた能力をそのままプログラミングに活かすことができるためです。
また、ロボットプログラミングは、馴染みのあるレゴなどを組み立てて実際に動かすことから、子供の興味を非常に引きやすく、プログラミング教育の導入に適しています。
プログラミング学習を始めるのにおススメなのが、「ビジュアルプログラミング」です。
ビジュアルプログラミングとは、プログラムをテキストで記述するのではなく、パソコンやタブレットの画面上のブロックやアイコンなどの視覚的なオブジェクトでプログラミングを行います。複雑なコードを覚える必要がなく、必要な処理を選んでドラックやドロップなどの簡単な操作で指示を出すことができるので、低学年の子供にも感覚的に使うことができます。代表的なものに、Scratch(スクラッチ)やBlocklyなどがあります。
ロボット教室には、ロボット制作だけに特化したロボット教室もあれば、ロボット制作をステップアップして、プログラミングの授業を行われているロボット教室もあります。長く通う可能性を想定して、ハイレベルなプログラミング学習まで到達できそうなロボット教室を選ぶことが理想的です。
※ロボ団では、3年目まではビジュアルプログラミング、4年目以降はプログラミング言語Python(パイソン)を使用します。
ロボットプログラミングを学ぶことで得られる子供の成長
「そもそもロボットプログラミングを学ぶことが子供にとって、どう良いの?」と思われる方も多いかもしれません。実はロボットプログラミングは、子どもの理数系の成績を伸ばしたり、プログラマーになりやすくするためだけの習い事ではないのです。
以下ではロボット製作で成長する部分と、プログラミングで成長する部分に分けて説明していきます。
ロボット制作で成長する「集中力」や「読解力」
- ・集中力
- ・想像力
- ・想像をカタチづくる能力
- ・達成感を求めて自発的に取り組む能力
- ・文字を読む能力
- ・数を数える能力 …etc
ロボット教室のロボット製作においては、上記のような学びが得られます。
幼児期から育てておきたい「集中力」はもちろんのこと、「想像力」を伸ばすことも可能です。”ロボット製作”と聞くと理系的なイメージが先行しがちですが、実は文系の範疇とも言える自由な想像力や、文章力・想像力を鍛えることにも役立つのです。
プログラミングで成長する「論理的思考能力」や「コミュニケーション能力」
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- ・論理的思考能力
- ・試行錯誤能力
- ・創造力
- ・コミュニケーション能力
- ・プレゼンテーション能力 …etc
プログラミングの段階まで学びが進めば、先ほど取り上げた”ロボット製作で成長する部分”に加えて、さらに新しい成長が得られます。
やはり大きいのは、どうプログラムすれば想定通りにロボットが動くのか考える「論理的思考能力」や、トライ&エラーを諦めずに繰り返す「試行錯誤能力(問題解決能力)」でしょう。これらから、「プログラミング的思考」を身に付けることが出来るようになります。
また、プログラミングの授業の多くで、他の子どもとタッグを組んで課題をこなしたり、プログラミング成果の発表の機会が設けられています。1人で黙々とパソコンに向かうイメージ”を持たれている方もいるかもしれませんが、実はそうではなく、どんな場面でも役立つ「コミュニケーション能力」や「プレゼンテーション能力」を伸ばすことが可能なのです。
ロボットプログラミングの全国大会や世界大会もあり、大会参加に力を入れているスクールも多くあります。
子ども向けロボット教室のオススメの選び方
ここまでお伝えしたことを踏まえると、まずロボット教室選びに重要なのは通わせる段階の子どもの年齢に合ったコースが開講されているかということです。
そして、”その先”を見ます。子どもの成長に応じて、どこまで教えられるロボット教室なのかを確認し、本当にハイレベルなプログラミング学習を学ばせたいなら、プログラミング言語習得にも力を入れているロボット教室を選ぶと良いです。
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- ・対象年齢
- ・初期費用
・教材費用 - ・通いやすさ
- ・教室の雰囲気 …etc
後は、上記の要素がロボット教室選びのポイントとなります。
特に「教室の雰囲気」に関しては、ロボット教室のホームページや取り寄せた資料だけでは分かりにくい部分なので、先述したように体験会に足を運ぶことをオススメします。
ロボット教室に通わせる際の最大のネックはロボット教材費
ロボット教室に通わせるにあたって、最大の”壁”となりやすいのが、初期費用・ロボット教材費用の高さです。
フリマアプリなどで、使用済のロボット教材が出品されているのをよく見かけますが、ロボット教室の入会にあたっては「必ず指定のロボット教材を新しく購入すること」が決められている教室が多いので、あまり意味はありません。
ロボット教材の購入にかかる費用はおおよそ3万円から5万円で、決して安い金額ではありません。これにさらに入会金も加わるので、多くて6万円近くの初期費用が発生することになります。
「習い事としてはちょっと高すぎる…」という理由で、子どもをロボット教室へ通わせるのをためらう方が少なくありません。
必ずしもロボット教室に長く通うとは限らないので、教材費用が安いと助かりますが、安すぎても「授業のレベルが低いのでは?」と不安であり、なかなか判断に困ることが問題です。
ロボ団は教材費が必要ないから通わせやすい
ロボット教材費用が高すぎて、ロボット教室へ通わせられない方がいる現実を踏まえると、オススメできるロボット教室の基準の1つに「ロボット教材費が必要ないこと」が入っていると言えます。
当校「ロボ団」も、ロボットプログラミング教室ですが、ロボット教材費は必要ありません。
「教育版レゴⓇマインドストーム EV3」もしくは「レゴ®エデュケーション SPIKE™ プライム」を教室で貸出して授業を行うので、授業のレベルにも問題ありません。
初期費用の面でロボット教室選びに苦戦している方は、まず“ハイレベルなロボット教材を、貸出などの形で無料で使うことができる教室”を選ぶといいでしょう。
まとめ
以上、子どもにオススメのロボット教室の選び方についてお伝えしました。
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- ・プログラミングも学べるロボット教室
- ・金銭面がネックな方は教材費がかからないロボット教室
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まずは上記2つのポイントを基準に、お近くのロボット教室を探されてみてはいかがでしょうか?そして、子供と一緒に体験教室に参加されてみることをおすすめします。
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