2020年から小学校でのプログラミング教育の必修化がスタートしたこともあり、ロボットプログラミングをこれから始めたいと考えている人は多くいます。
しかしそんな人の多くは、下記のような悩みを抱えています。
- 「どうやって勉強すればいいか分からない。」
- 「子供向いている学習方法が知りたい。」
- 「勉強したけど全く理解できない」
もしかすると、アナタもこんな悩みをお持ちではありませんか?
ここではロボットプログラミングをこれから始める入門者に向けて、学習方法についてお伝えします。
入門者向けのロボットプログラミングの3つの学習方法
ロボットプログラミングは下記のような学習方法があります。
- ・本でロボットプログラミングについて学ぶ
- ・教材を購入してロボットプログラミングについて学ぶ
- ・ロボットプログラミングスクールに通う
結論からいうと、大人は教材を購入してロボットプログラミングを学ぶのがオススメですが、子どもはロボットプログラミング教室に通うのがオススメです。
なぜ、そうなのかについて、それぞれの学習方法のメリットとデメリットを踏まえつつ、それぞれの学習方法でどう違うのかを見ていきましょう。
「本」でロボットプログラミングを学ぶメリットとデメリット
世の中にはロボットプログラミング関連の本はたくさんあります。
- ・ロボットの基礎知識を学べる本
- ・ロボットの制作知識を学べる本
- ・ロボットをプログラミングで制御する知識の本
- ・教材ベースに作り方や制御の手順のマニュアル本
他にもありますが、様々な目的に分かれているので、これからロボットプログラミングを始める人からすると、最適な本を見つけるのは難しいかもしれません。
なぜなら、教材をベースとした本が入門者にとってはもっとも学習効率が高いのですが、教材を持っていなければ使いようがありません。
例えばこのような本です。
■Makeblock公式 mBotで楽しむ レッツ! ロボットプログラミング
■実践ロボットプログラミング第2版―LEGO Mindstorms EV3で目指せロボコン!
これらの教材を基にした本は、本を読んで学習するというよりは、教材の補助アイテムです。
そのため、本だけで学習することは難しいですが、教材を触りながら深い理解を得るためには効果的に利用できるといえます。
上級者になり高度なロボット制御をするようになると、プログラミングについて専門的に解説している本や、ロボットの構造などについての理解も必要となってくるので、少し詳しくなってから本で学習するのがオススメです。
メリット
- ・高度な知識が手に入る
- ・教材を高度に扱うためのマニュアルにできる
- デメリット
- ・入門者にはムズカシイ内容も多数含まれる
- ・教材が無ければ活用しづらい本が多い
- ・子どもは理解しづらく飽きやすい
「教材」を購入してロボットプログラミングを学ぶメリットとデメリット
代表的なロボットプログラミングキットは下記のものがあります。
他にもロボットプログラミング教材は、他にも、子ども向け低年齢から始められるものなど種類が豊富にあります。
ロボットプログラミング教材は、プログラミングがどんなものなのかを遊びながら理解できるものもあれば、ロボットを自分で組み立て、思い通りに動かすためのプログラミングを組んでいく本格的なものまであります。
しかし、入門者がロボットプログラミングを学ぶなら、できることが多いロボットプログラミング教材を選ぶのがおすすめです。
例えば、レゴマインドストームは、パソコン等で入力するプログラミング言語かタブレットなどで操作するビジュアル言語を用いてロボットをプログラム制御することができます。
※ロボ団ではマインドストームを用いてレッスンを行っています。
レゴブーストに関しては、マインドストームよりも簡単で楽しめるようになっており、5種類の形をつくり、60種類の動きを組み合わせて制御することができます。
※ロボ団では、レゴブーストを使ったコミュニティの運営を開始しました!
⇒日本初!子どものためのロボット作品コミュニティ〜ロボットのしくみとプログラミングを自宅で学べる「つくロボ」〜
この2つの教材は、様々な形に変形することができ、他の教材よりもより高度な制御が可能となっています。入門者の場合、基礎を理解していけば、あとはどんどん吸収できていくので、簡単なものだとすぐに物足りない教材となります。そのため、レゴマインドストームやレゴブーストといった、パーツがたくさんあり、子どもの興味に合わせて、できることが多いプログラミング教材を利用するのがおすすめです。
メリット
- ・楽しみながらロボットプログラミングに触れられる
- ・マニュアルも懇切丁寧につくられており、小学生から理解できる
- ・覚えれば覚えるだけ高度なことができる
- ・長く楽しむことができる
- ・ロボットを見て触れるので、飽きがきにくい
- ・本と連携して色んなことができる
- ・パーツがたくさんある
デメリット
- ・少し高額なものもある
- ・子どもの場合、教えてくれる人がいないと難しい
- ・変身できないロボットプログラミング教材は飽きやすい
「ロボットプログラミング教室」に通うメリットとデメリット
プログラミング教育必修化の流れもあり、最近習う人が増えているロボットプログラミング教室ですが、子どもの入門者の学習なら最もおすすめです。
プログラミング教室で代表的なものをみてみましょう。
- ロボ団
- アーテックエジソンアカデミー
- ヒューマンアカデミー
- ProgLab<プログラボ>
- 栄光ロボットアカデミー
ロボットプログラミング教室では、ロボットをつくるところから始め、レベルに合わせて少しずつプログラミングを覚えていきます。
ロボットプログラミング教室が子どもの入門者に向いている理由は、「他の子どもと一緒に学べる」「子どもが楽しめるカリキュラムが組まれている」「プログラミング教材を使って学べる」「分からないところをすぐに解消できる」等が挙げられます。
子どものロボットプログラミング入門者にとって一番懸念しないといけないのが、「飽きてすぐに辞めること」です。
ロボットプログラミングを学ぶためには、教材を購入したり、本を購入することが最初の選択肢となりやすいですが、必ず分からないところがでてくるので、そのタイミングで飽きて辞める人が多いです。
そもそも続けられるか、1ヵ月でも試してみるのが理想です。
メリット
- ・楽しみながらロボットプログラミングに触れられ飽きにくい
- ・教材費無料の教室がある(ロボ団)
- ・レゴマインドストームEV3使える
- ・高度なロボット制御ができるようになる
- ・プログラミング的思考が身に付きやすい
- ・理数の成績アップした例が多数
- ・コミュニケーション能力も磨かれる
デメリット
- ・初月に高額の教材費がかかる教室がほとんど
- ・月謝がかかる
- ・通う必要がある
- ・大人を対象としていない教室がほとんど
まとめ
ロボットプログラミング入門者の学習方法3つのメリットデメリットを詳しくお伝えさせていただきました。
結論としては、子どもか大人かで、オススメの学習方法が異なり、「子どもはロボットプログラミング教室がおすすめ」「大人はロボットプログラミング教材で学ぶのがおすすめ」です。
子どもにロボットプログラミングを学習させる場合、先ずは楽しめる環境を作ることが大切です。
どれだけいい教材であっても、理解できなくてはすぐに飽き、購入すること自体が無駄になってしまいます。
ロボットの動きや形が制限された教材もできることが少ないのですぐ飽きる可能性があります。
できる限りよい教材を利用したロボットプログラミング教室に通わせることが、子どもに学ばせる最適な方法と言えるでしょう。