大阪府|ロボ団本部

小学生のゲーム事情〜テレビゲームやオンラインゲームは何歳から?〜

内閣府の調査によると子どもたちのインターネット利用の2位はゲーム

日常的な買い物やお店の予約だけでなく、確定申告やワクチン摂取の予約といった公的な手続きまで、様々な手続きをWeb上で行うことが当たり前になりました。ネット経由のサービスは日々拡大しており「こんなこともネットでできるの?」と驚くことも少なくありません。しかし「デジタル・ネイティブ」と言われる現代の子どもたちにとって、インターネットはあって当たり前。現在、どれくらいの子どもたちがインターネットを利用しているのでしょうか?

令和3年、内閣府が発表した調査によると、青少年(10歳~17歳)の97.7%が「インターネットを使用している」と回答しています。15歳を超えるとほぼ大人と変わらない99.5%の子どもが自分専用のスマートフォンを使用しています。そして低年齢層(0歳~9歳)では74.3%が使用しており、0歳~6歳までが70.4%、小学校低学年が89.1%という結果でした。

参照:令和3年度⻘少年のインターネット利⽤環境実態調査 調査結果(概要) (cao.go.jp)

1位の動画視聴85.4%に次いで多いのはゲーム65.8%

0〜9歳の子どものインターネットの利用内容の第1位は動画視聴でした。特に0〜3歳の幼児に強かったのですが、これは子どもたちが好んで積極的に利用するというよりは、保護者が子守の一環として見せているために現れた数字でしょう。動画視聴の次に人気なのがゲームです。さらに特徴的なのは年齢が上がるに従ってゲームの利用率が上がることです。2歳時点では17.2%ですが、年齢と共に利用率が上昇。4歳時点で42.7%、9歳時点では80.6%まで上がります。

こちらの記事もオススメ 子どもの習い事を始めるのは何歳から? | ロボ団ブログ | ロボットプログラミング教室 ロボ団 (robo-done.com)

インターネットを利用する9歳の子どものうち80.6%がゲームで利用


9歳の子どものインターネット利用率は91.6%で、そのうち80.6%がゲームで利用しています。どの年齢でも令和2年度から飛躍的に伸びています。GIGAスクール構想で一人1台のタブレットやPCが配布されインターネットがますます身近な存在になったこともあるでしょう。ただ未就学児でも利用率がかなりあがっていますから、それだけ子どもたちもインターネットを使って当たり前になっていると言えるでしょう。

こちらの記事もオススメ プログラミングを小学生の低学年から始めるとよい理由 | ロボ団ブログ | ロボットプログラミング教室 ロボ団 (robo-done.com)

オンラインでゲームをすることは今の子どもたちにとって当たり前?

保護者の皆さんの世代も子どもの時からゲームを楽しんできた世代ではありますが、オンラインゲームとなると大人になってからではないでしょうか。スマホやタブレットといったデバイスのハイスペック化や回線速度の高速・大容量化のおかげもあり、最近の子どもたちはオンラインゲームを当たり前のように楽しんでいます。

据え置き型ゲームや携帯ゲーム機(スマホ含む)はインターネット接続がデフォルトになりつつある

スマホを含む携帯ゲーム機はWi-Fi搭載が当たり前になりました。友達同士集まってWi-Fi接続で遊ぶこともできますし、任天堂が3DSで打ち出した「すれ違い通信」は人気ゲーム「ドラゴンクエストⅨ」でも採用され爆発的なヒットを飛ばしました。もちろん外出先でもWi-Fiスポットでインターネットに接続すれば、世界中の人々と一緒にゲームを楽しむことができます。さらにPlay StationやXboxなどの据え置き型のゲーム機でもインターネット接続は当たり前になり、通信対戦や協力プレイはもちろん、ソフトや追加コンテンツの購入だけでなく体験版の配布などもインターネットを通して行っています。ゲームによっては期間や季節を限定したコンテンツやサービスを扱う場合もあります。ゲームを楽しむ上でインターネット接続は今や常識であり、ゲーム開発側もネット環境を前提にしてゲームを設計しているのです。

小学生に人気のゲーム(2021年)


では実際にどのようなゲームが子どもたちに人気なのでしょうか。

あつまれどうぶつの森/フォートナイト/アモング・アス/スプラトゥーン2/マインクラフト

「あつまれどうぶつの森」は男の子と女の子両方に人気のあるゲームです。コロナ渦での外出規制中に発売され「リングフィットアドベンチャー」とともに大ヒットしました。自分の理想の島や家を作るだけでなく、オンラインで互いの島を訪れたり見せっこできたりするのも楽しみの一つです。

「フォートナイト」は100人という多人数で行うバトルロイヤルゲーム。無料で始められる上にNintendo Switchなどの様々なゲーム機とAndroid端末でプレイすることができるので、プレイ人数が多いのが特徴です。初心者から熟練者までプレイヤーを飽きさせない様々な工夫がされていて、ゲームの世界の中でライブや映画上映が行われることがあります。日本人でも米津玄師さんがバーチャルライブを行い話題になりました。

「アモング・アス」は宇宙を舞台にした人狼ゲームの一種です。プレイヤーは「クルー」と「インポスター」に分かれ、誰が狼役の「インボスター」なのかを話し合い、インボスターらしきプレイヤーを宇宙船から追放します。人狼ゲームは自己主張の仕方や相手の話を聞いてその真意を考えるなど、様々な能力を伸ばせるとして教育でも取り入れられています。(授業で使える人狼ゲーム https://tredecim.co.jp/?p=4582 )

2番人気の「スプラトゥーン」はチームで通信対戦ができるシューター陣取りゲーム。任天堂お得意のポップでオシャレな世界観で、日本ではなかなか根付かなかった「銃による対戦」というシューターゲームを大ヒットさせました。勝敗はペンキ塗りによる「陣取り」で決まるので、初心者であってもチームに貢献し、みんなで遊ぶことができるというのが人気の理由ではないでしょうか。

一番人気はマインクラフトです。ゲームの特徴は究極に自由であるということ。マインクラフトには時間制限も達成する目標もありません。プレイヤーは自分の好きなことをすれば良いのです。そしてこのゲームの奥深さは情報収集にあります。例えばパンを作るためには「小麦の種を集める」「畑を耕す」「水を引く」などの作業が必要なのですが、ゲーム中にそのヒントは一切ありません。プレイヤーはネットや口コミ、ゲーム実況などで情報収集することで様々なものを作ることができるようになるのです。大人からすれば「なんて面倒くさい……」と思うかもしれません。しかし子どもたちは「わからないことを調べるのが楽しい」と言います。知的好奇心と集めた情報を試行錯誤することにハマる子どもたちが多いようです。さらに、友達同士で情報交換するだけでなく、協力して巨大な城を作るなど、子どもたちのコミュニケーションツールにもなっているようです。

こちらの記事もオススメ 右脳トレーニングにおすすめの習い事 | ロボ団ブログ | ロボットプログラミング教室 ロボ団 (robo-done.com)

インターネットで接続して対戦したりコミュニケーションを取るゲームが人気

ゲームを楽しむためにインターネット接続が当たり前になった現在、世界中の人と対戦したりコミュニケーションを交わしたりすることができるようになりました。自宅に居ながらにして友達はもちろん、会ったことのない人とゲームを楽しむことができます。仲間内でのんびり楽しんだり世界レベルでゲームの腕を競ったり、子どもたちはそれぞれにあったゲームの楽しみ方を見つけているようです。

子どもにとってのゲームをするリスク

「息子が長時間ゲームをしていて勉強をしない」「オンラインゲームは不安…。大丈夫かしら」「子ども同士の付き合いもあるだろうから何歳くらいからゲームを解禁しようか」など子育て中のパパママで悩みを抱えておられる方は多いと思います。皆さんはどんなことを心配し、ゲームで遊ぶにあたってどのようなルールを設けて管理されていらっしゃるでしょうか。

こちらの記事もオススメ ネットリテラシーとは 子どもをインターネットトラブルから守る方法 | ロボ団ブログ | ロボットプログラミング教室 ロボ団 (robo-done.com)

子どもにゲームをさせるうえでの親の心配

アメリカの非営利団体 Common Sense Media の調査によると、アメリカの保護者が子どものことで一番心配しているのは飲酒でも喫煙でもなくテレビやビデオゲーム、インターネットの過度な利用だったそうです。しかしその影響を説明できる保護者は13%と僅かでした。つまり87%もの保護者が「ゲームやネットの過度な利用」を直感的に「良くないもの」として感じているということです。

ゲーム依存


ゲームが子どもに与える影響で真っ先に思い浮かぶのがゲーム依存です。ゲームに夢中になるあまり宿題や勉強をしなくなる、やめ時がわからず夜更かしてしまうなどが心配されます。しかし独立行政法人経済産業研究所は「ゲームやテレビは勉強時間を減らす効果があるが、ほとんど無視して良いほどに小さい。さらにゲームやテレビの時間を制限しても勉強時間を増やす効果は無い」という研究結果を発表しました。ゲームやテレビに1時間使うと男子で1.86分、女子で2.70分の勉強時間が減る程度という結果でした。そして「親が勉強について子どもとどのような関わりを持っているかが重要」だと言います。「勉強しなさい!」と言うだけでは効果はありません。横について見てあげたり、勉強する時間を決めて守らせたりすることの方が重要だと言うのです。頭ごなしにゲームを取り上げてしまうことは、子どもたちから勉強の意欲も奪うことになりかねません。

視力の低下


令和2年版の学校保健統計調査( https://www.mext.go.jp/content/20210728-mxt_chousa01-000013187_1.pdf )によると、小学生の37.5%が「視力1.0未満」でした。子どもの近視は年々増加傾向にありますが、その原因の一つとされているのがスマホです。スマホは画面が小さいのでつい目を近づけて見てしまい、それが近視を進めてしまうのです。画面から30センチ以上の距離をとり、20〜30分ごとに6m以上先のものを見るなどして適度な休憩を挟めば近視の原因にはならないようです。

学校の友達と繋いで遊ぶだけではなく他人と繋がってしまうかも?

GameWithの行った「コロナ渦におけるゲームプレイ実態調査」によると、コロナ渦におけるゲームの効果の第3位は「友人や家族とのコミュニケーション」でした。ゲームはもはやコミュニケーションの場なのです。学校や塾などのリアルな友達であれば、ネット上で遊ぶのも心配は少ないでしょう。しかしオンラインゲームはリアルの友達だけでなく、友達の友達、そのまた友達といった風に、数珠つなぎで繋がることができます。いつの間にか知らない人と一緒にプレイしているかもしれません。また、どれだけ個人情報を漏らさないように気をつけていても、家族の会話をボイスチャットが拾ってしまうなど、思わぬところから情報が漏れてしまいます。誰と遊ぶか報告するなどのルール作りが大切です。

子どもがネットやスマホを使う時間を制限する全国初の条例

2020年の4月、18歳未満を対象にゲームやスマホを使う時間を制限する条例「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」が施行されました。内容はゲームの利用は1日60分、休日は90分までとし、スマートフォンの利用は中学生以下が21時まで、それ以外は22時までという目安を示したもので、違反しても罰則などの規定はありません。目安をもとに各家庭でルールを決め、それを守るように保護者は努めねばならないというものです。

香川県ネット・ゲーム依存症対策条例

しかしこの条例は様々な議論と問題を巻き起こしました。「科学的に証明されていない疾病の予防」「通信の制限」「経済的権利の妨害」「条例が家庭に干渉することの意義」などの内容的なことだけでなく「パブリックコメントの隠蔽改竄」といった行政の姿勢を問われる問題も発覚しました。しかも施行の1年後に発表された調査ではスマホなどの「1日あたりの利用時間」は減少しているものの「ネット・ゲームへの依存傾向」は中高生で増加していたのです。利用時間に関しては一定の効果があるものの、条例本来の目的であるゲーム依存症の対策になっているかは疑問です。ちなみに香川県では「条例の附則において、施行後2年を目途に施行状況等を勘案し、必要があれば措置を講ずる」としているので、2022年の4月にはなんらかの動きがあるかもしれません。

ゲームと上手に付き合う方法とルール決め


では、子どもたちはどの様にゲームと付き合っていくべきなのでしょうか。一方的に取り上げたり禁止したりして「なかったこと」してしまうのはお勧めできません。今やゲームは子どもたちの重要なコミュニケーションツールの一つです。友人関係にも影響が出るかもしれませんし、一方的に禁止されることは子どもたちのストレスの原因になります。子どもたちとよく話し合い、ゲームをする際のルールを決めることが重要です。

こちらの記事もオススメ 小学生の自己肯定感を高めるための関わり方 | ロボ団ブログ | ロボットプログラミング教室 ロボ団 (robo-done.com)

何歳から始めるのかは家族で相談

まずは何歳からゲームを与えるのかを考えてみましょう。幼児期の間は移動の間や手が離せない家事の合間にゲームやスマホを与えてしまうことも多いでしょう。この時期の子供たちはまだ我慢ができないので、視力や発達に影響しないように完全な親の管理が必要です。いよいよ約束やルールが理解できる様になった頃にゲームを与えましょう。「ゲームは1日30分まで」「やるべきことをしてからゲームをする」といった約束を守ることは立派な社会勉強の一つです。

親から一方的に決めるのではなく子ども主体でルール決定


お子さんにゲームを与える前に最初にルールを決めておくとよいでしょう。ルール設定の際は必ず子どもと話し合い、子ども主体でルールを決定しましょう。親から一方的に押し付けられたルールは「約束」ではなく「命令」です。そのルールに納得できず反発してしまうかもしれません。また大人にとっては当然でも、子供にとっては守れそうにないルールを気づかないうちに押し付けてしまうかもしれません。「ちゃんと守れるか」を確認しながら「我が家のルール」を決めていきましょう。子どもが自分で「ちゃんと守れる」と決めたルールは、押し付けられたルールより守る可能性が高い上、子どもの自立性を育てます。

ルールを決める理由

ルールを話し合う中で、なぜそのルールが必要かを子どもたちに説明してください。「制限時間を設けるのはなぜなのか」「ゲームと勉強、先に勉強を済ませないといけないのはなぜか」には理由があるはずです。その説明をせずにゲームを制限してしまうと「ママはイジワルしてゲームをさせたくないんだ」と思い込んでしまうかもしれません。「ゲームは目を酷使するから、目にも休憩が必要なこと」「終わったらゲームができると思いながら勉強するのと、終わったら勉強しなくてはいけないと思いながらゲームするのと、どっちが良い?」という様に、ルールには理由があること、それはイジワルではなくお子さんを心配しているからだということを伝えてあげてください。

守れない場合はペナルティも

さあルールが決まりました。しかしルールを破ってしまう時もあるでしょう。そんな時のために、ルール設定と同時に「もし破ったら」のペナルティも決めておいてはどうでしょう。もちろんこの場合も子どもたちとよく話し合ってください。一方的に決めたペナルティは、ルールや話し合いで決められた「罰則」ではなく感情的な「罰」であり、「やっぱりママはイジワルだ」と感じてしまいます。そしてルールを破った時はそれを受け入れることも約束させましょう。ペナルティを実行する時は嫌がったり反発したりするかもしれません。しかし子どもたちが自分で決めたペナルティであり、受け入れると約束した事実があれば、子どもたちは自らを反省し、次からルールを破る確率がグッと減ることでしょう。

運用する中で柔軟にルールをアップデート

ルールとペナルティが決まったらそれでおしまいではありません。子どもたちは日々成長していますし、学年や習い事が変われば生活習慣も変わります。それらに合わせてルールもアップデートしていきましょう。もちろん、子どもたちと話し合いながらです。例えば高学年になるとネット上で友達同士が集まり、協力してプレイすることもあるかもしれません。協力プレイ中に「時間切れだから」と中断させると友達関係にも影響します。こんな場合はゲームの時間制限を「1日」ではなく「1週間」にルール変更してはどうでしょう。子どもの計画性を育てることにもなりますし、「交渉でルールを変えること」はコミュニケーション能力や説得力を育てます。

ゲームのルール例

ゲームのルールはご家庭によってさまざまです。親の教育方針、子どもの年齢や性格、兄弟はいるのかなどによってルールは変わってくるからです。その中で、多くのご家庭に共通して見られるルールをご紹介します。

時間を決めてゲームをする


「ゲームは1日1時間まで」などの時間制限を設けることは多くのご家庭で採用されているルールです。放っておくと子どもたちは際限なくゲームで遊び続けます。ゲームは楽しく、やめる理由が無いからです。制限時間を設けることで子どもたちをゲームの世界から現実へ引き戻しましょう。タイマーをかけておくのもよいかもしれませんね。この制限時間も子どもたちと話し合って下さい。習い事のスケジュールとの兼ね合いもあるでしょう。週末と平日で変えるなど生活習慣に合わせて調整するとよいかもしれませんね。

やることをやってからゲームをする


ゲームはうまく扱えば勉強へのモチベーションになります。早くゲームをしたいので、一生懸命勉強に取り組む子どももいます。報酬があるから頑張れるものです。これは介護や医療でも取り入れられ、ゲームをやりたいのでリハビリを頑張る子供や高齢者は珍しく無いそうです。「やることをやらないとゲームができない」ということは裏を返せば「やることをやればゲームができる」ということです。子どもたちにとってはむしろポジティブなルールであることを話してあげましょう。

子どもだけでゲームをしない

オンラインでゲームをすることが当たり前になった現在、子どもだけでゲームをさせないようにする方がよいでしょう。高額課金や個人情報の流出など、保護者世代の子どもの頃にはなかったリスクを今のゲームは持っています。子供がゲームをする時は、何か別のことをしていても、近くにいてすぐに相談できる環境を作って下さい。または、トラブルに巻き込まれてもすぐ相談できるように、親子でどんなゲームで楽しんでいるのかなど普段からおしゃべりしたり、一緒にゲームをプレイしたりする機会を持つのもおすすめです。

こちらの記事もオススメ 今の子どもに人気の新しい習い事~選び方のポイントとは?~ | ロボ団ブログ | ロボットプログラミング教室 ロボ団 (robo-done.com)

子どもにとってゲームをするメリット


ゲームに対してマイナスイメージを持っている方は多いでしょう。確かにどっぷりハマってしまい、他のことに手がつかなくなる危険はありますが、それはテレビやマンガなどの他の娯楽も同じです。テレビが普及した頃は「テレビを見ると頭が悪くなるから小説を読め」と言われ、その前は「小説を読むと頭が悪くなるから漢詩を読め」と言われたそうです。新しい娯楽はとにかく批判されがちです。今の子どもたちにはゲームはあって当たり前。禁止するよりもゲームとうまく付き合うことで、他の娯楽にはないゲームならではのメリットを受け取りましょう。

こちらの記事もオススメ プログラミングを学ぶ5つのメリット | ロボ団ブログ | ロボットプログラミング教室 ロボ団 (robo-done.com)

コミュニケーション力を磨くことができる


子どもたちにとってゲームは身近な遊びのひとつです。「どこまで進んだ?」といった情報交換はコミュニケーションのきっかけになります。運動や勉強が苦手でも、ゲームに詳しいので一目置かれている子どももいます。またゲーム自体が複数の友達と協力しながら遊ぶゲームも多いので、ゲームを通してコミュニケーション力を身につけることができます。

こちらの記事もオススメ 今プログラミング教室が人気な理由~新学期・新学年の習い事~ | ロボ団ブログ | ロボットプログラミング教室 ロボ団 (robo-done.com)

瞬発力や空間認知力を磨くことができる

激しいアクションゲームでは状況の把握や敵への反応など、脳の瞬発力と素早い判断力が必要です。さらに今のゲームは3Dが当たり前です。3Dのゲームに慣れると、本当は平面であるはずのゲーム画面を立体的に捉えることができる様になります。奥行きのある空間の中で自分や相手の位置を把握することで、空間認知力が磨かれていくのです。

こちらの記事もオススメ 最近注目されている「空間認識能力(空間認識力、空間認知能力、空間把握能力)」 | ロボ団ブログ | ロボットプログラミング教室 ロボ団 (robo-done.com)

プログラミングを学べるゲームもある!


2020年から小学校でプログラミングが必修化されました。実はプログラミングを学べるゲームもあるのです。ネットで検索すれば、プログラミングが学べるゲームがたくさん見つかります。その中でも子どもが楽しんでプログラミングが学べると大人気のゲームをご紹介します。

こちらの記事もオススメ 「好き」が子どもの集中力を高める一番のトレーニング! | ロボ団ブログ | ロボットプログラミング教室 ロボ団 (robo-done.com)

小学生にも一番人気の「マインクラフト」

マインクラフトは仮想空間で自分の好きなことができるゲームですが、その方法を自ら考えないといけないのが面白いところです。私たちはベッドが欲しければ家具屋さんにいきますが、マインクラフトの世界に家具屋さんはありません。木材や羊毛を組み合わせて作るのですが、木材を手に入れるには斧が、羊毛を刈るにはハサミが必要です。その様な道具も木や石で作るところから始めるのです。この様な「目的のために手段を考える」ことはプログラミングの基本的な考え方です。さらに「レッドストーン」という回路を作るアイテムを使えば自動ドアやエレベーターなどを作ることができます。レッドストーンはそれだけで一冊の本が出ているほど奥深いものですが、マインクラフトにハマった子どもなら楽しみながら論理的思考や回路設計を学ぶことができるでしょう。

こちらの記事もオススメ プログラミングスクール徹底比較!大人も子どもも今人気の習い事に挑戦しよう! | ロボ団ブログ | ロボットプログラミング教室 ロボ団 (robo-done.com)

オリジナルゲームが作れる「ナビつき!つくってわかるはじめてゲームプログラミング」

任天堂が開発した「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」は自分でオリジナルのゲームを作ることができるゲームです。このゲームの素晴らしいところはゲーム作りに特化した丁寧な「ナビ付き!」であることです。「走る」「ジャンプ」などの命令がブロック化されており、それを「ヒト」や「リンゴ」などのブロックとつないでいくのですが、少し作ってはプレイ画面で「動かしてみる」を繰り返すので「ゲームを作っている」という実感が続き、飽きることがありません。プログラミング学習でゲームを題材にする場合、プログラムを理解しやすくするためにゲームの面白さや完成度を極端に下げるか、プログラム全体を理解させることはあきらめて完成度の高いゲームの一部のコードだけを触らせるか、のどちらかになる傾向があるのですが、ゲームの完成度とプログラムの理解の両方を保つバランスが絶妙なところに設定されているところが、さすがは任天堂というところです。

今の子どもたちにとってゲームはあって当然のものです。ぼんやりとしたマイナスイメージを根拠に遠ざけるのではなく、きちんとした知識を持って、子どもたちとゲームの付き合い方を見守ることが大切です。ゲームは映画などに比べて比較的新しい娯楽なので、RPG・サウンドノベル・FPSなどの様な大ヒットジャンルが生まれる可能性が残っています。今ゲームを夢中で楽しんでいる子どもたちが、ゲームやメディアの新しい価値観を築くことになるかもしれません。

こちらの記事もオススメ 子どもにオススメ!ロボット教室の最適な選び方 | ロボ団ブログ | ロボットプログラミング教室 ロボ団 (robo-done.com)

アクセスランキング

人気の記事ランキング

人気のタグ

タグ別の記事はこちらから

各校舎の記事

校舎別の記事一覧はこちらから

月間アーカイブ

過去の記事はこちらから