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ランドセルの選び方 どんな種類があるの?購入時期は?徹底解説!2024年度版

ラン活はいつ始める?2024年度入学予定の方必見!


初めてのランドセル。小さな背中にランドセルを背負う姿は、お子さんの成長を感じられるご両親にとっても嬉しい瞬間ですね。近頃では、ランドセルの検討から購入までを総称して“ランドセル購入のための活動=ラン活”なる言葉が生まれるほど、年々ランドセルを買うことにこだわりを持って選ぶ保護者が増えてきています。人気ブランドなどでは数に限りがあることもあり、購入時期が早まってきているようです。2024年に新入学を迎えるお子さんがいる方も、「ランドセルをいつ買うか」が話題になることが多いのではないでしょうか? この記事では、ランドセル購入時期の傾向と注意すべきポイントについてご紹介します。

2023年度4月入学の保護者に聞くラン活開始時期

昨年の入学された子供を持つ保護者に聞いた、ラン活で実際に動いたスケジュールを見ていきましょう。

2021年12月時点半数以上の保護者が既にラン活を開始

年中の夏〜12月頃まで:メーカーや工房が新作を発表し始める時期です。お子さんの希望を確認し、具体的に検討を開始

年中の1月〜3月頃:カタログや生地サンプルを取り寄せ

年中の3月〜年長の5月頃:展示会で試着をしに出掛け、貸出サービスを活用して自宅で試着

年長の4月〜:ランドセルを決定&注文購入

年長の12月〜年長の3月:購入したランドセルが自宅に配送

昨年の傾向を見ると大半の保護者が公式サイトのチェックやカタログ請求からラン活をスタートしています。購入時期は年末年始がピークで6月以降は購入済というご家庭が多いようです。夏休みにゆっくり購入しようとして在庫がどこにも無いという悲しい事態はできるだけ避けたいところです。早期検討傾向は今年も続きそうですから、昨年同様に年末までにはカタログなどを参考に欲しいランドセルを全体に調べておくことがポイントです。多くの工房や各社メーカーが、前年の秋ごろから年始にかけてカタログ請求の受付を始めているところも多く、この時期に早めに請求しておきましょう。場合によっては早割などのキャンペーンをしているメーカーもあるので、こちらもチェックを忘れずに。生地見本を送ってくれる場合は、発色や手触りなどを実際に確認できるので、より具体的にお子さんと選ぶことができ、スムーズにランドセル選びが進みますね。

参照:【2023年度のラン活はどうなる?】2023年4月に入学予定のご家庭に聞いたランドセルの最新トレンド調査結果発表|株式会社MayLightのプレスリリース (prtimes.jp)

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人気ブランドや人気なカラー、生地のモデルは早期完売になる場合も!


お子さんに「どんなランドセルが良い?」と聞くと以外な程に、「こんな色やあんな模様が良い!」など、保護者が驚くほどいろいろ意見を持っています。お子さんの希望と、高級カバンだけに間違いのない選択をしたい保護者の要望を叶えるために、こだわりポイントに挙げられることが多い要望別に注意すべきポイントを押さえましょう。

有名ブランドのコードバン(馬革)

高級素材の馬革は生産数が少なく数量の確保が難しくので、どのブランドもコードバンを使用したランドセルは数量限定になることが多いので注意が必要です。

工房の職人手作りのランドセル

熟練の職人による手縫いなどの手作業のため、ランドセル自体の生産数が限られていることが多いです。工房ならではの丈夫なランドセルを希望しているときは、早めの行動がおすすめです。

生産数が少ない限定カラーや限定人気モデル

どのブランドも例年、新しい限定モデルや限定カラーなどを発表することが多いです。他のお子さんと被ることも少ないモデルなので、人気も集中することが多いのが特筆すべき点です。

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ランドセルはどこで購入する?


いざ具体的にランドセル選びを始めると、工房系大手ランドセルメーカーがあることがわかります。手作りのぬくもりがある工房系、生産数が安定していてお子さんが欲しいモデルが手に入りやすい大手メーカーなど、調べれば調べるほど多数あり、どのランドセルメーカーにすればいいか迷ってしまいますよね。ひとつランドセルといってもバラエティ豊か。昨今の人気ブランドを中心に、その魅力をご紹介します。

メーカーやブランドの違い

工房系ランドセルは毎年人気が高く、早い時期からラン活が必須。一方大手ランドセルメーカーは、安定した生産ができるので、ゆっくりラン活をしたい人にはぴったり。ここでは工房系ランドセルメーカーと、大手ランドセルメーカーとの違いや、人気ブランドなどをご紹介していきます。

安心できる大手ブランド


天使のはねランドセルで有名なセイバン、ランドセルのハシモト、ふわりぃランドセルの協和など、認知度抜群の大手メーカー。どのメーカーも歴史があり、豊富な実績に加え、さらに年々改良を重ね、ランドセルに必要不可欠な耐久性や使い勝手などを考慮して生産されています。シリーズ展開されているものも多くデザインも多彩に用意されています。価格帯もお手頃なものから高価格帯のものまであり選択肢がとても豊富です。ランドセル選びの最初に、まず参考にすべきは大手メーカーともいえるでしょう。

ここ数年人気がある工房系:


革素材とデザイン、機能性、そしてクラシカルな雰囲気が人気の工房系。有名なところでは、土屋鞄・黒革鞄工房・池田屋・鞄工房山本などがあります。こだわりの職人による手作りランドセルは、温かみあるデザインと6年間使用してもくたびれることがない丈夫さが人気の所以。修理保証も充実している工房が多く、思わぬキズや破損があっても安心です。小学校を卒業した後、ランドセルを財布などにリメイクし、思い出をアップデートしてくれるサービスも評判です。ランドセルをランドセルで終わらせない、次を見越して選ぶという保護者も。最近では、土屋鞄などをはじめ、これまでの工房系の良さを継承しつつトレンドデザインを取り入れた新ブランドを立ち上げるなどの動きも活発に。

関連記事:土屋鞄が展開する、もう一つのランドセルブランド『grirose』 2023年度ご入学モデル全17種類公開 2022年3月2日(水)販売開始|土屋鞄製造所のプレスリリース (prtimes.jp)

こだわりのオーダーメイド:池田屋・羽倉・神田屋鞄製作所

子どものこだわりと親のこだわりと両方叶えることができるのはオーダーメイドならでは。「よそのお子さまと被りたくない」という望みを一気に叶えることができます。ただ注意すべき点はやはり購入する時期と納期。早くに締め切ってしまうことが多いので、こまめにオーダー開始時期をチェックすることが肝心です。ただ完成品を手に取ってみることがなかなか難しいので、それぞれのショップのこだわりなどを十分にチェックすることが後悔しない大切なポイントになりそうです。

お手頃価格で種類が豊富な流通メーカー:


イオン・三越伊勢丹・イトーヨカドー・ニトリなど流通メーカーランドセルは、種類やデザインバリエーションが実に豊富なのが特徴。店頭で実物を選んで持ち帰ることができるのも、多忙な両親には嬉しいポイント。価格帯もさまざまで予算に応じて選ぶことができ、中にはカスタムメイドに対応しているメーカーもあり、個性を発揮することも可能です。豊富なデザインの中から、宝物になるランドセルを見つけるという、満足感も子供に与えられることができそうですね。

番外編:男の子に人気なスポーツ用品メーカーコラボのブランド


近頃、男の子向けに人気を集めているのがスポーツブランドとのコラボランドセル。ナイキプーマ、アディダスなどの人気スポーツブランド独自のスタイリッシュさがランドセルにデザインされています。カーボンをメイン素材に採用して軽量化や頑丈な芯材の利用など丈夫さを追求したものなど機能面も様々。さらに人気モデルはすぐに完売してしまうので、コラボランドセルが検討リストに入っているなら販売時期は必ずチェックしましょう。

番外編:女の子に人気なディズニーなどのキャラクターコラボのブランド


ディズニーにキャラクターなどをモチーフにしたランドセルは子供だけでなく大人からも大人気。派手なデザインというよりも淡いプリンセスカラーに繊細な刺しゅうなどがあしらわれていて、デザインも秀逸。ディズニーランドでの販売やディズニーストアでの購入、メーカーコラボなどがあるので、好きなキャラクターなどがあるなら候補にいれることをお勧めします。

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ブランドやメーカーを決めてから選ぶ方法がベストですが、後述するこだわりポイントを叶えてくれるブランドやメーカーを選ぶ方法も!

参照:ランドセルメーカー一覧|どこのランドセルがおすすめ?人気メーカーを発表! | HugKum(はぐくむ) (sho.jp)

ランドセルを選ぶこだわりポイントは?

素材の違いと重さの違い


ランドセルに使用される素材は主に牛革、コードバン(馬革)、人工皮革が主流です。ランドセルに使用した場合の、それぞれ素材ごとの重さや魅力などを見ていきましょう。

牛革


丈夫で天然皮革ならではの好みがあり人気の素材です。 近年は品質も向上し、優秀な防水加工と耐久性、高級感を併せ持った素材が開発製造されているので6年間型崩れすることなく使用することが可能です。重さは1,400g前後と、少々あり欠点もありますが根強い人気があります。

コードバン(馬革)


コードバンは牛革より強度がありハリとツヤがある質感の高級素材。馬のお尻の皮をなめした高級皮革で馬1頭からとれるのはランドセルのフタ2枚分と非常に希少性の高い素材です。牛革よりもさらに耐久性が高く、重さも1,500g前後と少々重め。また高品質素材ということもあり、他素材と比べると若干価格が高くなります。値段は気にしないので最上級のものを与えたいという方にお勧め。

人工皮革(クラリーノ・アンジュエール・タフガード等)


軽くて加工もしやすい素材なのでデザインが豊富です。耐水性は素材の中でも一番優秀で重さも1,200g前後と最も軽く、価格も手ごろなものから高級なものまで豊富に揃っておりコスパの良さも注目ポイントです。量販店では9割以上が人工皮革製のランドセルを販売しています。大手メーカーでも天然革が各1モデル程度で、人工皮革が主流となっています。

上記にそれぞれの素材ごとの重さを記載しましたが、実は重さが重要なのは小学校2年生くらいまでです。よほど重たいランドセルには注意すべきですが、軽すぎるランドセルは軽さを追求するべく補強材を減らしているということなので、耐久性などが損なわれてしまいます。重量も大切ですが、お子さんの気に入ったデザインや肩が痛くないなどの背負い心地の良いほうが、大切にしてくれる良いランドセル選びといえそうです。

参照:ランドセルの素材はどれがベスト?3種類の素材の違いを徹底解説! (biocafe-blog.com)

サイズ

ランドセルは形がほぼ同じに見えますが実は細かな部分で形に違いがあるのをご存じでしょうか?細かな形の違いで身体の小さな子供にとっての背負い心地や負担が大きく変わってくるので必ずチェックしましょう。では具体的にどのような違いがあるのかをご紹介します。

学習院型とキューブ型:

最近のランドセルは「学習院型(左・黒)」と「キューブ型(右・赤)」と2つに分けて見られるようになってきました。

「学習院型」は伝統的な形、丈夫で側面にキズがつきにくいものです。上記の写真ですと黒のランドセルが学習院型で赤のランドセルがキューブ型です。背中部分にヘリがあるのとないのが違いです。学習院型のヘリはランドセルの強度を増し、キズみからも守ってくれる役割があります。ただその分内側へ革を縫い込むため内寸が小さくなり、ロッカーでの出し入れに引っ掛かりが出てしまうデメリットもあります。お子さんがランドセルを乱雑に扱う可能性があるのであれば、学習院型を選ぶほうが良いでしょう。

「キューブ型」はすっきりとした形をしていて、容量は学習院型と変わりません。しかし外寸に縫い代がない分、軽量化されていてコンパクトなので小柄な子にお勧めです。また、軽量化している分背負いやすさを感じるお子さんが多いようです。ただデメリットとしては耐久面が劣り、横置きすると側面にもキズがつきやすいことです。

どちらにもメリットとデメリットがあり、お子さんの体格や物の取り扱い方、なので選ぶことがポイントです。

参照:学習院型ランドセルとキューブ型ランドセル。選ぶならどっち? | ランドセルナビ (randoserunavi.com)

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A4フラットファイルサイズ


小学校は、教科書以外にも副教材が多く、保護者世代の小学生時代よりも大きくなっています。また宿題やテストなどにプリント物が多いため、クリアファイルやフラットファイルを活用している小学校は意外にも多いのが現状です。そのためランドセルの内寸サイズがとても重要で、わずか1㎝の差でファイルが入らない可能性も。ですからA4サイズと表記されていても、フラットファイルサイズとクリアファイルサイズでは大きさが異なるのでしっかり確認をしましょう。またどのファイル寸法を採用しているかは学校次第なので、兄弟がいる保護者へ事前に情報を聞くなどしてチェックしておきましょう。

A4フラットファイル:厚紙製、プリントを100枚ほど綴じることができるファイル(内寸横幅23cm)が主流/

A4クリアファイルサイズ:プラスチック製、プリントを数枚挟むことができるファイル(内寸横幅22cm)

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マチ幅

ランドセルには3つの収納部分があり、それぞれに奥行=マチ幅が異なります。教科書やプリント類が曲がることなく収納できることはもちろんですが、学校に持っていくものは教科書だけではありません。タブレットや笛や鍵盤ハーモニカ、絵の具セットや工作セット、体操服&給食袋、書道セットなどケース類を含め大きなものもあります。中にはランドセルに入りきらないものもあるので、ランドセルにうまく収納できることが望ましく、やはり大容量がおすすめです。しかも学習指導要領の改訂の影響により、教科書のページ数は年々増えてきている傾向に。これらのことから、収納力の違いは重要なポイント。最近は、マチ幅を荷物の量によって調整できるタイプのものや、他のファスナーポケット部分も十分なマチ幅がとられている商品も。また本体のマチ幅左右に防犯ブザーを取り付けることができるナスカンやフックなどの部品が付いているか必ず確認しましょう。お子さんの負担を軽くしてあげるためにもマチ幅は注意してみてあげたいチェックポイントですね。

参照:大手メーカー7社のランドセルのサイズ(大きさ)を徹底比較しました (sakura.ne.jp)

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背負い心地

6年間ランドセルを背負い通学するお子さんのために、最も重要なのはやはり背負い心地ですね。昨今取りあげられるようなった「ランドセル症候群」という言葉は、背負い心地が悪いことから腰や肩に負担が係り、不調を訴える子供が増えてきていることから生まれた言葉。お子さんの成長と負担を軽くするためにも、背負いやすさに関係する部分を重視して見ていきましょう。

背当てと肩ベルトの機能性


「背当て」とは、その名の通り背中に当たる部分で、身体に直接触れる面積が最も広いパーツです。一口に背当てといっても様々あり判断の基準が分かりにくい部分ですね。背当ては型崩れ感や通気性などの役割を担っていて、ランドセルの背負い心地を大きく左右します。身体に密着している方が重さを分散してくれ、負担が少なくなります。クッションの厚みを変え、ステッチで窪みを作るなど形状に工夫がされていれば通気性が増し快適に。また、密着する部分だけにクッション素材が6年間使用に耐える頑丈な素材が使用されているのかも重要なポイント。汗をかきやすく体温調節機能が未発達な子供だからこそ、夏も涼しく快適に背負うことができるランドセルを選んであげましょう。

次に意外と盲点なのが「肩ベルト」。肩ベルトは各メーカーが背負いやすさを考え開発しているので形や長さも様々。それだけに、購入時のお子さんの身体のサイズに合わせて購入してしまい、高学年になったときに短くなってしまったという間違いは避けたいところです。また荷物を収納して初めて、肩が痛いという問題が判明する場合もあるので、肩ベルト自体のクッション性や金具が当たらない対策がとられているか、背中に隙間ができないかを忘れずに確認してあげましょう。

展示会や貸出サービスで実際に背負ってみることが大切

最近ではネットでの販売を利用するなど、試着せずに購入を決める保護者も増えてきています。しかし、お子さんの身体とランドセルの相性はもちろん、使い勝手や機能性、素材感、デザインの好みなどは実物を見てこそわかるもの。多様なブランドやメーカーをプロのアドバイスを受けながら比較検討したい保護者は、百貨店などの店舗で試着するか、合同展示会などに参加をしましょう。気になる保証内容も各社様々なので、こうした問題点や疑問もすぐに質問できるのは、やはりプロがいる場所に出向いてこそ。合同展示会は、急遽中止される場合もあるので出向く前に必ず確認を忘れずにしてくださいね。また、日程がなかなか合わない場合は、便利な貸し出しサービスの利用を。実物に触れて気になる点や問題の解決をしてから、ランドセルを購入しましょう。

参照:ランドセルの背中クッション「背当て」素材や色を徹底比較! (iimono-labo.jp)

参照:小柄なお子様におすすめ!軽い・背負いやすい・負担が少ないランドセル3選 (randoseru-kyousitsu.com)

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全かぶせ/半かぶせの違い


昔はランドセルといえばスタンダードな縦型で色も赤と黒とシンプルでした。現在は、形やカラフルなカラーバリエーション、凝った装飾、そしてかぶせの長さが異なるものなど、セレクション次第で個性が発揮できるようになりました。その中でかぶせはランドセルの印象を大きく左右する部分です。かぶせの長さでどういった違いやメリットorデメリットがあるのかを確認してみましょう。

全かぶせ

開閉のための金具がランドセルの底部に付いている一般的なデザインが「全かぶせ」です。オーソドックスなスタイルながら、根強い人気があります。ランドセルを横にしないと開閉がしにくいデメリットはありますが、高い防犯性、変形しにくいなどのメリットが。また最近では、刺しゅうや鋲を個性的なものにするなどデザイン性に富んだランドセルも豊富。カラーバリエーションが豊富なのも圧倒的に全かぶせのものが多いので、オーソドックスながら個性を発揮することは十分に可能です。

半かぶせ

金具が背面な中部についているかぶせ自体が短い「半かぶせ」は荷物が取り出しやすく、形も縦型と横型があるなどデザイン性が高いものが販売されています。かぶせ自体が小さい分、重さも軽くなり、ヨコ型とタテ型のモデルがあり、デザインもクラシックな雰囲気な物が多いので10年ほど前に一時ブームになりました。近頃、こだわり派の保護者の間で人気が再燃。しかしながら、ロッカーのサイズに合わない場合や簡単に開けられるなどの安全性の問題や夜道も安心な反射材付きランドセルカバーのサイズが少ないなどのデメリットも。デメリットも十分に検討して家族でよく相談しましょう。

参照:ランドセルの形の違いと長所・短所を知ろう【キューブ型・学習院型・横型・半かぶせ】 – ラン活ガイド2019 (rankatsu.net)

カラー

ラン活が活発になるのと同様に、カラーバリエーションも年々豊富になってきています。男女別に色のアンケートによる人気ランキング(ランドセル購入に関する調査 2022年:株式会社クロス・マーケティング調べ)を調べてみました。

女の子に人気なカラー(ランキング)

1位「紫/薄紫(スミレ、ラベンダー等)」が24.1%、2位「桃(ピンク、ローズ)」が21.0%、3位「赤(レッド)」が17.0%。4位の「水色(スカイブルー)」に至っては15.6%と「赤」に迫る勢いがあります。これまでダントツで人気があった赤以外の色味は横並びの人気傾向にあったのが、ランドセルの色味が更に分散していたことがわかります。また最近ではパステルカラーやくすみカラーのおしゃれな女の子向けモデルを選ぶお子さんも増えています。おしゃれに敏感な子が多いといえる結果は個性的な色に挑戦してみても安心といえるでしょう。

男の子に人気なカラー(ランキング)

やはり「黒(ブラック)」が全体の半数を超える58.4%と人気。しかし「紺」が17.6%、「青」が9.6%と青系が計10%以上の割合をしめ、珍しい色であるという認識は薄れてきているように思われます。「緑(グリーン)」は4.2%、「茶」も1.9%と昨年と比べ増加傾向に。また最近では同じ黒でも「コンビカラー」もよく選ばれています。黒以外の色でもダークトーンなら落ち着いた印象もありますし、差し色が入れば印象もガラリと変わることから、男の子のランドセル選びも楽しくなりますね。

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デザイン

6年間ずっと大切に使ってもらうためにはやはりデザインは重要です。さりげなくアクセントを入れたものや、世界観を十分にデザインに落とし込んだものまで、最近のランドセルは多様性に富んでいます。では一体どのようなものがあるのか一例をあげて見てみましょう。

伝統的な無地デザイン

スタンダードなデザインはクラシカルな雰囲気漂う印象ですが、シンプルゆえに汚れに強く、6年間飽きることなく使用できると高い支持を得ています。また無難と思われがちですが、余分な装飾が無い分、手入れもシンプルに済むのも嬉しいポイントです。

縁取りだけ色が違うコンビカラーデザイン

ワントーンではなく縁取りや内装に鮮やかな色を配色して、元気な印象のものが多いコンビカラー。さりげないおしゃれを楽しみたい、単色では物足りないというお子さんや保護者におすすめです。

刺しゅうデザイン

繊細な刺しゅうが大胆に施されているものや部分的に刺しゅうを散らばらせているものまで多種多様。「ティアラ」や「花」「ハート」「リボン」などロマンチックなモチーフのものが多く、華やかな印象に。

型押しデザイン

型押しでモチーフが立体的に描かれているランドセルもあります。型押しなら糸が汚れたりほつれたりする心配もなく、刺しゅうと比べ若干華やかさには少し欠けますが、傷む心配がなく落ち着いた印象なので、6年間安心して使えるでしょう。

スポーツ用品メーカーコラボデザイン

スポーツメーカー用品とのコラボモデルはやはりスタイリッシュさが魅力。素材や部品など優秀な機能性を搭載したモデルが多く、カラーはベーシックカラーが多いです。内ポケットやかぶせ裏、サイドにブランド独自のロゴが施されているので、愛着あるブランドならランドセルへの愛おしさも倍増するのではないでしょうか。

ディズニーなどのキャラクターコラボデザイン

ディズニーのプリンセスをモチーフにデザインされたコラボランドセルのほかにも、人気アニメーションのコラボモデルも豊富。アニメキャラデザインは意外と奇抜なものもあるので、お子さんの気持ちも大切ですが保護者が高学年になった時を見越して判断してあげることも必要です。

参照:スポーツブランドのランドセルは後悔しない?おすすめ6選 (biocafe-blog.com)

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値段

ブランドや素材によって3万〜10数万程度と幅広い価格

低価格のものから大人顔負けの高級品まで、ランドセルの値段は幅広く設定されています。価格の開きは使用されている素材が主な理由です。素材の希少性や機能面、またブランドの限定ものなどは10万円を超えるなど高額になりがちです。そのため、どの価格帯のものを購入すれば良いか難しいところ。こだわりによって相場が変わってくるので、予算に限りがある場合などは注意が必要です。

参照:ランドセルの価格の相場は〇万円!値段ってどれくらいが妥当?|セイバン (seiban.co.jp)

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大切なのはお子さま本人の希望

ランドセルは6年間使うものなので選んだときと好みは変わることも


6年間毎日背負って学校に通うランドセルだからこそ、最終的には大好きなランドセルを選べるようにしてあげたいものです。自分で選んだランドセルを買ったら学校に行くのがもっと楽しみになりますね。そのためにも、やはり準備は早め早めが肝心です。しかしながら子供の好みは移り変わりが激しいのも事実です。保護者が重要視すべき部分とお子さんの希望のバランスをとって見極めてあげましょう。

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家族で相談した上でお子さんが納得できるものを

ランドセルを選ぶとき、お子さんは幼稚園年長さんです。まだまだ好きか嫌いかが判断基準になりがちですね。だからこそ、保護者から見てメリットデメリットを伝えた上で6年間大切に使いたくなるランドセル選びを導いてあげたいところです。ものを大切に使う尊さや感謝の心、自尊心、そして学校への意欲を育む絶交の機会なので、お子さんとじっくり話をして、親子共々納得のいくランドセル選びを楽しんではいかがでしょうか。

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