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2022年度版小学生習い事ランキング!いま、子どもにも保護者にも人気の習い事とは?

いまの小学生に人気の習い事は?

子育て中のパパママの皆さん、お子さんの習い事を検討するときどのようにして決めていますか?お子さんに「習ってみたい」と言われてという場合や、お子さんの成長や将来性を考えて親御さんからお子さんに習い事を勧める場合もあるでしょう。

「こどもチャレンジ」や「進研ゼミ」を全国で展開するベネッセコーポレーションが全国の小学生とその保護者1236組に習い事の現状やオンラインでの習い事への意識、保護者自身の幼少期の習い事を中心にアンケート調査を実施しました。その結果、親と子どもで習い事に対する考え方の差が見えてきました。習い事選びの参考にしてみてください。

参照:ベネッセ「小学生の習い事調査」 小学生が今後してみたい習い事の上位はICT技術に関連 「動画制作」「プログラミング」が人気|株式会社ベネッセホールディングスのプレスリリース (prtimes.jp)

小学生がしてみたい習い事ランキング

小学生の子どもたちが今習ってみたいと思う習い事ランキングを紹介します。

1位動画制作

小学生がしてみたい習い事のTOPはなんと「動画制作」でした。保護者世代からすれば「そんな習い事があるの?」と驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。子どもでもスマホやパソコンを使うのが当たり前になっていることに加え、子どもがなりたい職業で「YouTuber」が人気なのも背景にあるようです。これまではメディアに出るのは有名人や芸能人でした。でも今はスマホやタブレットとアカウントさえあれば誰でも動画配信を行うことができます。HIKAKINさんのようにYouTubeでブレイクし、テレビに活躍の場を広げている方もいます。憧れの職業であり、すぐに自己表現ができるスキルとして「動画制作」が子どもたちにとって魅力なのです。

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2位ダンス


ダンスは2012年に中学校の体育で必修化され、小学校の指導要領にも「表現運動」として組み込まれたことがきっかけで習い事として注目されるようになりました。ここでいう「ダンス」とはヒップホップなどのダンスのことで、昔から人気のあるクラシックバレエは含みません。日本でもプロダンスリーグ「D.LEAGUE(Dリーグ)」が2021年からスタートし、2024年のパリオリンピックではブレイクダンスが正式競技として採用されており国内外を問わずさらなる盛り上がりが期待されています。ダンスは体幹が鍛えられ姿勢がよくなり、運動能力やリズム感や表現力、柔軟性も身につきます。

3位プログラミング

スマホやタブレット、またはゲーム機でゲームを楽しむ「デジタルネイティブ」な子どもたちにとって、プログラミングは「学習」というより「遊び」に近いのかもしれません。パソコンやスマホは身近な遊び道具であり、それらを操るプログラミングを学ぶことは「もっと楽しいことをしてみたい」という遊びの欲求なのです。ベネッセが2020年に行った調査「小学生がなりたい職業」の第4位に「ゲームクリエイター」がランクインしていることからもその人気が伺えます。プログラミングを学ぶことで論理的思考力や想像力、創造力、コミュニケーション力など21世紀型スキルと呼ばれる能力を鍛えることができます。

4位サッカー・フットサル


運動系の習い事でランクインしたのは4位のサッカー。1位~3位の習い事と違って親の影響が強いようです。何しろ今の保護者世代はJリーグの開幕や日韓ワールドカップの盛り上がりを経験した世代。フィールドと試合時間をコンパクトにしてより気軽に楽しめるようにしたフットサルの普及も人気の要因です。パパがサッカー好きで、自然と親子でサッカーを楽しんでいたりする男の子も多いのではないでしょうか。なでしこJAPANの活躍により男子だけでなく女の子もサッカースクールに通う子が増えてきています。サッカーや野球などの団体スポーツ・チームスポーツはチームワークの大切さが求められますから、運動神経の向上はもちろん協調性、社会性、礼儀作法も身に付けることができます。またボール1つで練習できることも大きなメリットです。

5位ピアノ・エレクトーン


かつては水泳と並ぶ習い事の定番だったピアノ・エレクトーンなどの音楽教室が第5位です。最近ではストリートピアノの設置が増えています。ストリートピアノ系のYouTuberの活躍もピアノやエレクトーン人気を支えています。子どもは基本的に音を鳴らすのが大好きです。楽器に触ると音が鳴る、ただそれだけでも楽しいものです。上達すれば練習曲だけでなく人気のポップスを弾いたりして楽しむこともできますし、子どもの時にある程度のレベルまで弾けるようになっておけば、大人になっても十分楽しめる趣味になるでしょう。ピアノを習うことで音感や感性が鍛えられますし、レッスンまでにここまで弾けるようになっておくなど宿題が出ますから、例えば1日1時間練習するといった習慣を身に付けることができます。発表会など人前で演奏する機会を経験することで目標に向けて努力する力や集中力が鍛えられ、自己肯定感や自信にもつながります。

親世代が子どもの頃にはなかった習い事がBest3

いかがでしたでしょうか。なんと子供に人気の習い事BEST3全てを「親世代が子どもの頃になかった習い事」が占めました。趣味や生活スタイルの多様化が進んだことに加えて、気になる習い事があればインターネットで検索すればそぐに最寄りの教室が探せるということもあり習い事を始めるハードルは下がっています。私たちが子どもの頃にはなかった新しい習い事も含めて、子どもたちが本当に楽しめる習い事を探してあげてください。

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子どもが習いたい習い事と親が習わせたい習い事は違う?

せっかくお子さんに習い事をさせるならお子さんの成長の助けになるものを選びたいと思うものです。しかし、親御さんがお子さんの成長や将来を考えて習わせたいと思う習い事とお子さん自身が習いたいと思う習い事は必ずしも一致するわけではありません。では保護者が今お子さんに習わせたい習い事にはどういったものがあるのでしょうか。

小学生の保護者がさせたい習い事ランキング

1位水泳

「基礎体力をつけておきたい」「風邪をひきにくい丈夫な体に」「万が一の水の事故に備えておきたい」などお子さんの習い事としてスイミングを検討する方はとても多いようです。学研教育総合研究所の「小学生白書Web版(2021年8月調査)」によれば実際に小学生が「今習っている習い事」男女別ランキングでも男女ともにトップ。ベビースイミングなど未就学児から習えるので初めての習い事としても人気です。年齢別で見ると小学校高学年からは学習塾に通う子どもが増えますが、小学校低学年ではスイミングに通う子の割合が全体の約3割を占めています。保護者世代の頃から最も人気のある習い事であり続けています。スイミングは楽しく体力作りができる上に、全身運動なのでバランスの良い体作りに最適です。特定箇所への負担が少なく、怪我の心配も少ないので安心して子どもたちを通わせることができます。

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2位英会話などの語学


「せっかく習い事をするのなら子どもの将来に役立つスキルを身に付けさせたい」と考えた時にまず候補に挙がるのが英会話です。語学は早いうちから習った方が習得しやすいということもあって、幼児の頃から英会話教室に通わせることも珍しくありません。インターネットで気軽に世界と繋がることができるようになったとはいえ、英語に苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか。世界と繋がり活躍するために、英語力は必須スキルなのです。

3位プログラミング


2020年に小学校におけるプログラミング教育が必修化されました。中学生は2021年から、高校生では2022年からプログラミング教育を本格的に学びます。さらに2024年には大学入学共通テストにプログラミングを含む「情報」が教科として採用されることも決定しており、受験対策としてのニーズが高まっています。GMOメディアが行った調査では2018年から2021年の3年間でプログラミング市場は2倍以上に成長しており、今最も注目を集めている習い事です。

参照:コロナ禍でも市場規模は125%成長の175億円!プログラミング教育ポータル「コエテコ byGMO」×船井総研「2021年 子ども向けプログラミング教育市場調査」を実施/GMOメディア | GMOインターネット株式会社

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4位思考力を伸ばすための学習

2020年度に改訂された学習指導要領で重要視する力として「思考力」が挙げられています。今後のIT社会に順応した競争力のある人材に育てていくためSTEAM教育にも注目が集まっています。今までのような暗記中心の学習ではなく「考える力」を育てていかなくてはいけません。このような力を伸ばすためによいと言われている「絵画教室」や「作文教室」、「理科や科学の実験教室」「体験型の自然学校」が注目されています。

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5位受験のための学習

小学3年3学期頃になると中学受験のために学習塾に通うお子さんが増えてきます。小学校の学習だけでは受験対策はできません。受験のための学習塾には合格のためのノウハウを蓄えているので、そのノウハウを学ぶために、学習塾へ通わせたいと考える親が多いようです。小学3年3学期のスタートが多いですが、早い子だと1年生から通わせているご家庭もあります。

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1位の水泳は親世代が子どもの頃も人気だった

1970年代~80年代にかけて、今でも一般的なガラス張りで保護者が見学できるスイミングスクールが増えました。健康や体力作りに最適なのはもちろん、喘息治療にも効果があるとして大人気になりました。級に応じてもらえる水泳帽のワッペンを増やそうと子どもたちは一生懸命になりました。その頃の楽しかった記憶が残っている世代が現在の親世代です。自分が習ってよかった、と思える習い事を我が子にも勧めるのは当然のことかもしれません。また、共働き家庭にとって習い事の送り迎えは大変です。スイミングスクールや体操教室などは多くのスクールでスクールバスの送迎サービスが利用できるのも嬉しいポイントですね。

学習に関する習い事がほとんど

親が今習わせたい習い事は1位の「水泳」を除いてはスポーツ系や芸術系ではなく学習系の習い事が占めました。またコロナ禍において通信教育やオンラインレッスンでできる習い事が増えていることもあり、オンラインレッスンと相性のよい勉強系の習い事を選択する傾向にあるとも言えるでしょう。

子どもにも保護者にも人気の習い事「プログラミング」

子どもたちに人気の習い事と親が子どもにさせたい習い事はほぼ一致しないことがわかりました。しかしただ一つ、両方にランクインした習い事が「プログラミング」でした。保護者世代には馴染みのない習い事ですが、小中高校でのプログラミングの必修化や大学受験科目として採用されたことで受験対策や総合学習的な「習い事」として親世代から注目されています。子どもたちには「なんだか楽しそう」「ゲームを作れるなんてすごい!」と好奇心を刺激して人気のようです。

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プログラミング教室ってどんなものが人気?

プログラミングと聞くと難しそうと思われるかもしれませんが、幼稚園や小学生向けにビジュアルプログラミング言語というのがあり、英語がわからなくてもプログラミングの基礎を学ぶことができます。プログラミング教室は年々増え続けており、コエテコby GMOが行った調査によれば2021年6月には日本全国に10900もの教室があります。市場規模も2025年には400億を超えることが予想され、その数はますます増え続けていくことでしょう。ではその中で、人気を集める教室とはどのような教室なのでしょうか。

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ゲーム「マインクラフト」が学べるプログラミング教室

小学生に一番人気があり、YouTubeなどの動画サイトの「ゲーム実況」でもおなじみのゲーム「マインクラフト」。そのマインクラフト を教材としてプログラミングを学べる教室があります。マインクラフトは0から物作りをしないといけないのでプログラミング的思考を育てるのに適しています。それに加えて教室ではMODという、よりプログラミング的な拡張機能を使って学習します。このMODはNintendo Switchなどの総合版マインクラフトでは使えず、PCで遊ぶJAVA版でしか機能しません。そのためセッティングにパソコンの知識が必要となりますが、教室にはすでにセッティングされたパソコンがありますし、自宅に導入する際も講師に質問ができるので安心です。何より小学生に馴染みがあるので、子どもたちが興味を持ちやすいということで人気を集めているようです。

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ロボットが作れるロボットプログラミング教室


ロボットプログラミング教室が他の教室と違うのは、ソフト・ハード両方の面から、より現実的なプログラミングを学べるということです。たとえ完璧なプログラミングを組んだとしても、歯車や配線が外れていればロボットは動きません。さらに、たとえ思い描いたようにロボットを動かすことができたとしても、今度は段差や壁などの現実的な障害に対処しなければいけません。子どもたちは障害物を避けるようにセンサーを取り付ける、ロボットの足を車輪に変えてみるなど様々な解決策を考え、それを実践するための新たなプログラムとロボットづくりに取り組みます。

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アプリ制作が学べるプログラミング教室


子ども向けのプログラミング教室の中でもアプリ制作が学べるプログラミング教室が増えています。アプリ制作の良いところは実際にスマホやタブレットでアプリを動かすことで、子どもたちが努力の成果を実感できるというところです。キッチンタイマーのアプリを作って家族に喜ばれれば「次は何を作ろう」といったモチベーションにつながります。用意されたプログラム課題をこなすだけでは退屈してしまう子どもでも、「こんなアプリを作りたい!」というアイデアがあれば意欲的にプログラミングに取り組むことができます。

どれも子どもたちが好きで夢中になれる題材

マインクラフトやロボット、スマホアプリなど、どれも子どもたちが大好きな題材であり、プログラミングの入り口にはぴったりです。お勉強やトレーニングというより、遊んでいるうちに学びが得られ、子どもが夢中になって取り組みやすいのがプログラミングです。遊びの中で課題を見つけ、その課題を解決するためにトライアンドエラーを繰り返しながら挑戦する。プログラミングスキルだけでなく、この先の人生を生きていくのに重要な「考える力」を鍛えることができます。

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習い事は続けることが大切!子どものやる気を引き出すポイントとは?

どの習い事を始めるにしても、最も大切なのは「続けること」です。そのためには子どもたち自身のやる気が必要になります。親が無理やり続けさせても本人にやる気がなければ身につきませんし、子どもにとってストレスです。では子どものやる気を引き出し、持続させるにはどうすれば良いのでしょうか。

子ども「好き」「やりたい」という気持ちを大切に

一番良いのは子ども自身が「好き」「やりたい」と思うことです。もちろん自発的にそう思ってくれれば言うことはないのですが、どんなに好きなことでも気分が乗らなかったり、他の習い事に興味が移ったりすることはあるものです。そんな時は急いで答えを出すよりは「じゃあ気分転換にこれをやってみようか」や「今日はもうやめて、お休みにしよう」と言うふうに気持ちを切り替えてはどうでしょうか。「やりなさい」と無理強いをしても子どもたちは習い事を嫌いになってしまいます。焦らずに子どもの「好き」という気持ちを大切に育てましょう。

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前述のプログラミング教室も子どもの「好き」から学習に繋がるものが人気

先ほどご紹介したプログラミング教室は、どれも子どもの「好きなもの」を題材にしています。まずは子どもたちが興味を持ち「やってみたい」と思わせることが大切なのです。

学習に関する習い事も子どもが「好き」になれば夢中になって自然と身につく

例えば虫や動物、電車など何かが大好きで夢中になっている子どもが大人顔負けの知識を持っていたりしますね。「好き」なことであれば、その知識は自然に身についていくものです。子どもたちにとってそれは「知りたいこと」「ワクワクすること」であり退屈な「勉強」ではないのです。では子どもたちが好きなものとはなんでしょう。なんとなくではなく、親子で真剣に考えてみませんか。

新しい習い事を始める前にやってみよう!

一人ひとり好きなもの、興味のあるものは違うものです。しかし、子どもの小さな世界ではまだ出会ったことのない、存在を知らない習い事がいっぱいあります。どういったものがあるのか選択肢を提案してあげる必要があります。また子どもの頃は家庭と学校が社会のほぼ全てです。子どもが「やりたい」といってもそれは自分の意思ではなく「友達がやっていて誘われたから」かもしれません。せっかく習い事を始めるのであれば、本人が好きで続けられるものを選びたいものです。

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親子で習い事会議


習い事を検討するときに一度親子で会議を開くことをお勧めします。習い事を始めるにあたって、何を習うのか、時期はいつからにするのか、複数の習い事を掛け持ちするのか、場所、料金など色んなことを比較検討しなければなりませんよね。それらに加えてお子さんと一緒に、どんなことに興味があるのか、どんなことを習ってみたいか話し合ってお子さんの意見を聞いてみてあげましょう。

小さな頃に好きだったことは?

まずが小さい頃に好きだったことを思い出してみましょう。子ども自身は覚えていないかもしれないので、アルバムや写真などを見ながら話してもよいでしょう。絵が好きだったこと、読み聞かせが好きだったことなど子どもたちが自分では気づいていない、忘れてしまった「好き」を思い出すかもしれません。

今好きなことは?

次に今好きなことを確認します。今何に興味があって、それのどこが面白いのか質問します。質問されてそれに答えることで、子どもの中で漠然としていた「好き」という気持ちが整理され、「~だから好き」「~だから面白い」と説明できるようになります。「それならこれはどう?」「これには興味ない?」と導くことで、子どもだけでは気が付かなかった新しい「好き」が見つかることもあるでしょう。

好きな教科は?

そして好きな教科を聞いてみてください。「算数の授業が好き」とか「図工が大好き」とか子どもたちにとって答えやすい質問ですよね。注意点は「好き」を否定しないこと。そして「好き」=「得意」な教科ではないということです。「音楽が好き」という子に「でも歌は下手だよね」と言ったらどうでしょう。その子は恥ずかしくて「音楽が好き」と言えなくなり一人の音楽家の芽を摘んでしまうかもしれません。その教科が「好き」であることは最高のスタート地点であり、続けていれば少しずつでも上達するものです。その上達を褒められることで「好き」から「得意」に変化していきます。周囲の対応次第でただ好きなだけで終わるのか「得意分野」になるのか変わることがあります。

将来やってみたいことは?将来の夢は?

一番重要なのが「将来やってみたいこと」を聞くことです。将来の夢を聞くことで「そのために今何をしないといけないか」が見えてきます。ほとんどの習い事は子どもたちの将来のためのものです。子どもたちの夢を叶えるために、何をしないといけないのかを話し合いましょう。

どんな習い事があるか親子で調べてみよう

子どもたちの「好き」や「夢」が整理できたでしょうか。今度はそれを習い事に落とし込んでいきましょう。保護者世代にはなかった新しい習い事が増えています。たくさんの選択肢の中からお子さんの「好き」に繋がりそうな習い事を色々とピックアップしてみましょう。また通いやすさや費用など様々な面も比較・検討してください。そして体験教室や見学できる教室も多いですから、実際足を運んでみてお子さんとの相性を見てあげてください。

親世代からある習い事

習い事を始めるときに、まず考えるのは自分が習っていた習い事でしょう。水泳やピアノ、お習字やそろばん、剣道・空手といった武道、野球にテニスなど自分がかつて習っていた習い事であれば月謝、教材費やユニフォームなどの購入費など凡そ何円程度お金がかかるのかの目安がわかります。レッスン内容もなんとなく想像がつくので心理的なハードルは低くなりますし、習って楽しかった、よかったという思いがあれば我が子にも経験させてあげたいと思いますよね。書道や柔道など、親が通っていた教室や道場に子どもも通わせるということは珍しくありません。子どもがきっかけで習い事を再開し、2世代で教室に通う親子も多くいらっしゃいます。

新しい習い事

反対に、親世代の頃にはなかった習い事はなかなか選びづらいものです。どういったことを習うか想像しにくい上に、教室の比較も何を基準に選べば良いかわかりません。そこで便利なのが体験教室です。ダンスやスケートボードなど、新しい習い事スクールの多くは検討者対象に体験教室や開講中のレッスンの見学を実施しています。たとえ同じ習い事でも教室によって運営方針や取り組み方が違います。子どもたち一人ひとりに合う・合わないもありますので、1回参加してみて先生との相性や教室の雰囲気をチェックしましょう。

子どもが主体的に考えて決める習い事

習い事を始める際は親子でしっかりと話し合うことが大切ですが、通うのは子ども自身です。親は環境を整えたり送り迎えなど様々なサポートを求められますが、習い事の主役は子どもなのです。そして習い事を長く続けるためには「自分でこの習い事を選んだ」「この習い事を頑張りたい」というモチベーションが必要です。親は様々な選択肢を提供してアドバイスすることはできますが、大切なのは「自分で決めること」であると伝えてください。

「好きを学びに」を目指す


定番から最新まで様々な習い事がありますが、大切なのは子どもたちの「好き」と言う気持ちです。時に退屈な反復練習も好きであれば乗り越えられます。その気持ちがあれば習い事は「勉強」ではなく、刺激的な「遊び」になるのです。「好きだから楽しい」「楽しいからもっと学びたい」のサイクルが出来上がれば、子どもたちは驚くほど成長します。自分と周りを追い詰める「我慢する学び」ではなく、自然な「好きを学びに」を目指し、子どもたちの可能性を広げてみてはどうでしょうか。

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