最近人気の習い事「プログラミング教室(プログラミング教室)」
子どもの習い事として「プログラミング教室」の人気が高まってきているのはご存じでしょうか?身近なお友達の中にも「プログラミング教室」に通っているというお子さんがいらっしゃるかもしれません。学研教育総合研究所2021年の調査による最新「子供の習い事ランキング」では上位にはスイミング、塾、通信教育、英語、音楽教室とお馴染みの習い事がランクイン。そして最近注目のプログラミングは15位にランクインしています。
ベネッセコーポレーションが調査した「小学生の習い事調査」では、小学生が今後してみたい習い事として、動画制作、ダンスに続いて3位にプログラミングがランクイン。そして保護者がさせたい習い事では、水泳、英会話に続いてプログラミングが3位という結果でした。子育て中のパパママ世代には馴染みのない「プログラミング教室」ですが、その市場規模はGMOメディアの調査によれば2021年には175億7,900万円に達しました。前年比125%の伸び率です。その勢いは2022年になっても変わらず、2025年には400億円規模に達するのではないかと予想されています。親世代からだけでなく、子どもたちからも人気の高いプログラミング教室ですが、どういった習い事なのか、なぜ人気なのかご紹介します。
参照:小学生白書Web版 学研教育総合研究所|学研 (gakken.co.jp)
ベネッセ「小学生の習い事調査」 小学生が今後してみたい習い事の上位はICT技術に関連 「動画制作」「プログラミング」が人気|株式会社ベネッセホールディングスのプレスリリース (prtimes.jp)
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2020年からの小学校でのプログラミング教育必修化
なぜこんなにプログラミング教室が注目されるようになったのでしょうか。現在IT業界は深刻な人材不足となっています。プログラマーやITエンジニアなどのIT人材は2016年の時点ですでに約13万人不足しており、経済産業省は2030年には最大79万人不足している可能性があると試算しています。そのためAIなどを使いこなし第4次産業革命に対応した高度IT人材の育成が急務と言われています。またITの専門職でなくてもプログラミングスキルがあれば就職や転職にも有利になると言われており、プログラミングを勉強する人が増えているのです。
そして子どもの習い事としてプログラミング教室が注目を集めることになった大きなきっかけのひとつは、2020年からの小学校での「プログラミング教育の必修化」でしょう。文部科学省は全国どこで教育を受けても授業にばらつきが出ないように、年間の授業時間数や教育目標を定めた「学習指導要領」というカリキュラム編成基準を定めています。
この基準は現状に対応するためおよそ10年ごとに改定されており、2017年の改定で「小学校でのプログラミング教育」が必修化されたのです。実際の小学校でのプログラミング教育ではプログラミング言語やプログラミングの技能を習得すること自体を目的としているのではなく、目的を達成するために効率的で最適な手順を考える「プログラミング的思考」を育み、生活や社会から問題を見いだして、解決できる人材を育成することを狙いとしています。しかし中学・高校でもプログラミングは必修化され、2024年度からの国公立大学の入学共通テストに「情報」科目が追加されること、さらにこれまでの学習塾では得にくい「非認知能力の向上」が期待できるということから、教育熱心な親世代から注目されているのです。学習指導要領の改訂をきっかけに「プログラミング教室」という習い事が一般にも知られるようになり、教室の数は右肩上がりに増え続けています。
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子ども向けプログラミング教室(プログラミングスクール)の種類
このようにどんどん数を増やしているプログラミング教室。チラシなど広告を見かける機会も増え、気になっている方も多いのではないでしょうか。
大手学習塾「日能研」や通信教育の「Z会」にもプログラミングコースがありますし、大手IT企業「サイバーエージェント」は「将来のIT人材育成のため」という具体的目標を掲げた子供向けのプログラミングスクール「CA Tech Kids」や独自のプログラミングソフト「QUERO」を使ったオンライン学習サービス「Tech Kids Online Coaching」を展開しています。各教室に独自の方針があり他の教室との差別化を図っていますが、プログラミング教室は大まかに3つのタイプに分けられます。それぞれの教室の特徴を見ていきましょう。
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プログラミング教室(ゲーム開発/アプリ開発)
「プログラミング教室」と聞いてまずみなさんが思い浮かべるのが、「ゲーム開発/アプリ開発」を教材とした教室ではないでしょうか。主にパソコンやタブレットを使って学ぶ教室で、最初は「Scratch」や「VISCUIT」などの教育用ビジュアルプログラミングを学び、将来的にはPythonやJavaやC#など本格的なプログラミング言語を学びます。
ゲームやアプリを教材にすることが多いので、普段からタブレットに触れている、またはゲームが趣味というお子さんには馴染みやすいのでオススメです。エンジニアやプログラマーといった実際のキャリアにも通じますし、コンピューターの仕組みを知ることができるので中学・高校の「情報科目」の先取り学習にも最適です。
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ロボットプログラミング教室
たくさんあるプログラミングスクールの中でも、最も教室数が多く人気が高いのがロボットプログラミング教室です。レゴ®︎ブロックなどのブロック教材を使って様々なロボットを作り、そのロボットを動かすことでプログラミングを学びます。小さい頃からレゴで遊んでいたというお子さんはほぼ間違いなくハマります。また乗り物やラジコンが好きなお子さんも楽しんで学べるようです。
パソコンやタブレットのようなモニター内ではなく、実際の世界でロボットを動かすことはアプリやゲーム開発とはまた一味違う達成感や楽しみがあります。プログラミングという「ソフト」だけではなく、「このロボットの移動は二足歩行が良いか、タイヤの方が良いか」といった「ハード」に関しても学ぶことができるので、問題発見力・解決力が磨かれます。
教室の仲間とチームを組んで課題に取り組んだり、チームで参加するロボットコンテストなども開かれていたりするため長期的に通う子供たちが多く、プログラミング技術だけでなく協調性やコミュニケーション能力を身につけることが期待できます。
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オンラインプログラミング教室
新型コロナウイルスの影響で、Zoomなどのリモート環境でのコミュニケーションが一般的になりました。緊急事態宣言の発令により不特定多数が集まる教室での習い事は難しくなり、英会話など様々な教室がオンライン授業に力を入れることで生き残りを図りました。子供向けのプログラミング教室も同様で、多くの教室がオンライン授業を取り入れました。
大体の教室ではビデオ教材が用意されており、「いつでも」「どこでも」「自分のペースで」プログラミングを学ぶことができます。疑問やどうしても解けない課題はビデオ通話やチャットサポートでコーチに相談することができるので、プログラミングが初めてというお子さんでも安心です。
教室に通う必要がなく自宅でレッスンが受講できるので「近所に教室がない」というご家庭でも始めることができますし、通学の時間が省け送り迎えの手間もありません。好きな時に授業を受けることができるので、スキマ時間を活用することができ、すでに習っている習い事の時間とバッティングに悩む必要もありません。申し込みもオンラインのみで完結するところが多く、始めやすいのが魅力です。
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特に人気のロボットプログラミング教室の体験の種類
私たち親世代にはなかった習い事ですから、イマイチどんな学習内容なのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。いざ習うとなったら事前に授業内容やレッスンの流れを確認しておきたいものですよね。多くのプログラミング教室では見学や体験授業が行われています。中でも特に人気のロボットプログラミング教室はどんな体験教室が開催されているのかみていきましょう。
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イベント体験形式
ショッピングモールの広場や野外イベント会場などで体験会が行われることがあります。時間は30分〜90分くらいのことが多いようです。大体の場合1ブースやパソコン一台につき1人のインストラクターが受け持ち、マンツーマンレッスンで教えてくれます。予約不要の場合は買い物の合間などの空き時間に参加することができますし、デモンストレーションが行われていることも多いのでお子さんはイベント感覚で参加することができ、気軽に参加しやすいのがメリットです。あくまでイベント形式なので、もしプログラミング教室に興味が沸いたら体験後には教室のチラシなどが配られますから教室の詳細を確認する必要があります。
実際のレッスン体験形式
実際のレッスンに参加する形式の体験教室も多くあります。レッスンの進め方や教室やインストラクターの雰囲気、一緒に学ぶことになる子どもたちをみることができるので「通ってみたけど思っていたのと違う!」という事態を避けることができます。事前予約が必要の場合が多く、特に募集はしていないが問い合わせがあれば体験可能という場合もあります。評判の良い教室が近くにあれば、ホームページや電話で確認してみてはいかがでしょうか。
説明会形式
定期的に説明会を行なっている教室もあります。説明会形式なのでプログラミングの体験はできませんが、プログラミング教室とはどういうものなのかを知ることができます。質疑応答の時間や、後日に個別相談を受け付けているケースもあります。どういった教材・カリキュラムが用意されているか・費用はどのくらいかかるのか・実際に通っている子供達の年齢層など、その教室の具体的な部分を知ることができます。どんな教室なのかをざっくりと知りたい場合や、まだ検討以前の状況でどんなものか知りたいだけの場合におすすめです。
カウンセリング形式
申込前に悩みを相談できる無料カウンセリングを行なっている場合もあります。
「うちの子どもにはロボットプログラミングとゲームプログラミングのどちらが向いているだろうか」「すでに通っている習い事や学校と両立できるだろうか」といったご両親の不安をヒアリングして個別に相談に乗ってもらえます。「今家庭で使っているパソコンで問題ないか」といった具体的な質問もできるので、疑問点や悩みを前もってリストアップしておくのがおすすめです。ただし子どもが楽しんで通うことができるかは別の話なので、カウンセリングはあくまでスクールを選ぶための前準備と考える方が良いでしょう。
ハイブリッド形式
最近上記で紹介した形式を組み合わせた体験教室も増えてきました。イベント体験のあと説明会が開催されたり、体験の後カウンセリングを行うことで不安や疑問が解消され安心して教室に通わせることができます。ロボットプログラミング教室「ロボ団」もこの形式をとっています。
イベント体験+説明会
体験だけでは分からないカリキュラムや通うとどんなことが出来るようになるのか解説。ロボ団の体験会はこの形式です。ロボ団では実際にロボットを触ってみるイベント体験の後、興味を持った方への説明会を行なっています。子どもが実際に体験することで、どのくらい興味や適性があるのかをみることができます。その後の説明会ではカリキュラムの説明や、実際に通っている子どもたちがどんなことができるようになったかをご紹介します。お子さんも一緒に参加できますので、どのぐらい興味があるか・本当に通うことができるのかを相談することができます。
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レッスン体験+カウンセリング
ロボ団ではイベントだけでなく、実際のレッスンに参加するレッスン体験も行なっています。実際のレッスンを体験後、マンツーマンで詳細の内容について説明します。日本全国や国外で110を超える教室で行なっているのでぜひお近くの教室をチェックしてください。ご予約はお電話だけでなくホームページでも可能です。「年長さん」向けや「小学校3年生以上」といった対象学年の目安も表示しているのでお子さんに合った体験会を選ぶことができます。もちろん体験後は個別カウンセリングで疑問・質問にお答えします。
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体験の料金は教室によって様々!
体験会は多くの場合無料ですが、中には有料の体験会を行なっているところもあります。無料だと思って参加したらしつこい勧誘を受けたという残念な意見も聞かれます。体験会はその教室によって様々なので、どういった体験なのか事前にチェックしておきましょう。
何を知りたいかを基準に選ぶ
体験会を選ぶ際は「何を知りたいか」を基準に選ぶようにしましょう。「授業の内容」や「子どもが楽しめるかどうか」が知りたいならばレッスン体験へ、「実際にかかる金額」や「カリキュラムの内容」が知りたければ説明会がおすすめです。「通おうと思っているが、気になる部分や不安がある」というならばカウンセリングを申し込みましょう。近くに複数の教室があるなら比較し、実際に訪れてみることも大切です。
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有料体験でもお得な場合も!
無料体験に比べて敬遠されがちな有料体験ですが、体験当日の入会や体験後の入会で特典が受けられてむしろお得になることも。またレッスンに一回ではなく数回通ってみて入会を決めることができる場合もあるので、無駄な出費を最小限に抑えることができます。なぜ有料なのかはきちんと説明されていることが多いので、ホームページをチェックしてみてください。
子ども向けプログラミング教室を選ぶポイント
様々な教室が思い思いの体験会を行なっているので、その全てに参加して比較するのは不可能です。となるとホームページをチェックしてある程度教室を絞ることになりますが、何を基準にすればいいか分からないまま何となく調べていては、「色々調べているうちに疲れてしまった」ということはないでしょうか。気にはなっているけれど、そのまま保留しているという方も多いのではないでしょうか。子どもむけのプログラミング教室を選びには、いくつかの大切なポイントがあるのです。スクール選びの参考にしてみてください。
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対象年齢
まずはお子さんの対象年齢です。多くの教室では大体の対象学年や、実際に通っている生徒の学年を発表しています。教室によっては小学校低学年どころか未就学の年長さんから通えるスクールやコースがあります。未就学の場合は「プログラミング教室」というよりは「知育教室」のイメージの方が近いかもしれません。知育教育を通して自然と「プログラミング的思考」を身につけることができます。しかし小さなお子さんを通わせる場合は特に不安が多いものです。レッスンに保護者の付き添いは必要なのか、1クラスに何人のインストラクターが付くのかを確認しておきましょう。それとは逆に「高学年から始めようと思うけど大丈夫か?」という場合は教室に問い合わせてみましょう。「何年通うつもり」で「どのくらいできるようになりたいか」等でコースは変わります。遠慮なくプロに相談してみてください。
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予算
予算は特に気になるチェックポイントですが、教室によって様々なのでしっかりと比較検討しましょう。受講料はもちろん、入会金の有無や教材購入費用も合わせて「何年通えばいくらかかるか」を計算すると良いでしょう。スクールによっては大会や遠征などのイベントに参加することもあるので、その場合の費用もチェックしましょう。テキスト教材とは別に専用のパソコンやタブレット、ロボットの購入が必要な場合もあります。特にロボットは高額になりがちですが、レンタルプランや教室からの無料貸出が用意されている場合もあります。ホームページではわからない場合は、説明会や電話などで問い合わせてみましょう。
通いやすさ
「通いやすさ」はとても重要なポイントです。家からの距離はもちろんですが、駐車場の有無など送迎のしやすさもポイントです。例えばショッピングモールの一角にある教室なら雨の日や駐車場の心配はありません。その上レッスン中に買い物などの用事を済ますなど多少待ち時間があっても快適に過ごすことができます。
そして曜日や時間によっては他の習い事や学校との両立が難しい場合があります。忙しい合間を縫ってレッスンに通っているのに、スイミングの後なので眠くて仕方ないということもあるかもしれません。保護者とお子さん両方のコンディションを考え、無理なく通えるかどうかをチェックしましょう。
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子どもと教室との相性
一番大切なポイントは子どもと教室との相性です。これは実際にお子さんが教室に行ってみないことにはわかりません。カリキュラムや教材がいくら素晴らしくても、お子さんが教室に馴染んで楽しむことができなければ何もなりません。大人であれば「将来のため」「お金を払っているから」と思い我慢できるかもしれませんが、イヤイヤ通い続けることはたとえ大人であってもかなりのストレスです。そうなると「通うこと」が目的にすり替わってしまい「ただ時間通りに通っている」だけで、せっかく通っているのに集中できていなかったり理解の妨げになっていることもあります。それどころかその習い事自体を嫌いになるということになりかねません。一方、一見厳しそうな受験対策の学習塾でも「学校外の友達に会えるので楽しく通えた」「友達と競い合って成績が上がるのが楽しかった」という意見も聞かれます。このように相性は「あくまで子どもが決めること」ということを肝に銘じましょう。いくら親から見て素晴らしい教室であったとしても、子どもにとっては「息苦しい」「窮屈な」教室であるかもしれません。何を学ぶかは重要ですが、どんな学習環境で学ぶかも欠かせないポイントなのです。お子さんがその教室になじむことができ、長く通うことができそうかを見てあげてください。
子どもが楽しめているかどうか
子どもが「楽しめているか」どうかを見てあげてください。プログラミングだけではなく、どんな習い事であっても「伸びる子」はその習い事を「楽しめている子ども」です。楽しむことができれば、習い事は親から押しつけられた「義務」ではなく「趣味」に変わります。子どもたち自身が「自分はこれが好きだ」と思うようになるのです。そうなれば「努力」は面倒くさいことではなく、楽しいこと・辛くても必要なことになります。それは「習い事が上達する」だけでなく、努力が実を結ぶという「成功体験」に繋がっていくのです。難しく考える必要はありません。体験教室での子どもの様子を観察し、体験後に「今日はどうだった?」と聞くだけで十分です。子どもは楽しかったこと・嬉しかったことなら親に話したくて色々しゃべってくれそうですね。
子どもが先生や他の子どもとどう接しているか
体験教室であれば、ほとんどのお子さんは他の子どもたちや先生と初めて出会うことになります。そんな状況であれば、大人でも積極的に行動したり発言したりは難しいものです。しかしプログラミング教室は他の体験教室に比べて、子ども同士や先生とのコミュニケーションが生まれやすいのです。何しろ体験に来る子どもたちのほとんどはプログラミングに触れるのは初めて。うまくできなくて当たり前なのです。その中で子どもたちはプログラミングにチャレンジするわけですが、課題成功への道は一つではありません。いろんな考えや方法を子どもたち同士で話し合うことでコミュニケーションが生まれます。そして良い教室や先生であれば、自然とそうなるように子どもたちをサポートします。プログラミングを単なる「学習」と考えているのか、コミュニケーション能力やリーダーシップなどを含めた「総合教育」として考えているのかが、子どもたちと先生の接し方を通して見ることができます。
先生の声かけの量やタイミング
講師の声かけの量やタイミングにも注意しましょう。親切丁寧、至れり尽くせりな先生が良い先生とは限りません。先回りして答えを教えてしまうことは子どもたちの成長や考える機会を奪うことにもなるからです。だからと言って、せっかく教室に通っているのにほったらかしにされてしまっては何のために通っているのかわかりません。良い先生は教室全体を見ています。困っていたり行き詰まっていたりする子どもに声をかけアドバイスするだけでなく、隣で作業している子どもに声をかけて子ども同士のコミュニケーションのきっかけを作ります。1人でも作業できる子にはさりげなくハイレベルな課題を与えたり、褒めることを忘れません。いずれにしろ子どもにとって「多すぎず・少なすぎず」「必要なタイミングで」声をかける先生が良い先生と言えます。生徒や生徒の親御さんの口コミやレビューをチェックしておくのもよいでしょう。
いかがでしたでしょうか。もし、プログラミング教室に通わせてみようかなとご興味を持たれましたら、ロボ団の体験会にもぜひ参加してみてください。